イエス・キリストの降誕から2000年の節目を記念し,2000年1月1日に公開された『生けるキリスト─使徒たちの証』。イエス・キリストについての特別な証人,末日聖徒イエス・キリスト教会の大管長会と十二使徒定員会の全員によって署名された公式文書である。
2019年3月,イタリア・ローマ神殿の奉献にあたり,大管長会と十二使徒定員会の全員が奉献式に参加した。15人の預言者がアメリカ合衆国以外の場所に集まったのは教会歴史上初めてのことである。ローマ神殿は,3月10日(日)から12日(火)夜に至るまでの3日間,7セッションにより奉献された。
この機会に,新約聖書の舞台ローマにおいて,『生けるキリスト─使徒たちの証』の抜粋が15人全員の口から語られた。それを映像に記録することによって,彼らのイエス・キリストへの特別な証を分かち合った。
この映像は,イタリア・ローマ神殿の内部および敷地内で撮影された。最近召された使徒,ウリセス・ソアレス長老から始まり,聖任順を遡る。ゲレット・W・ゴング長老,デール・G・レンランド長老,ゲーリー・E・スティーブンソン長老,ロナルド・A・ラズバンド長老,ニール・L・アンダーセン長老, D・トッド・クリストファーソン長老,クエンティン・L・クック長老,デビッド・A・ベドナー長老,ディーター・F・ウークトドルフ長老,ジェフリー・R・ホランド長老,M・ラッセル・バラード会長代理,ヘンリー・B・アイリング管長,ダリン・H・オークス管長。そして最先任のラッセル・M・ネルソン大管長が締めくくった。
2000年1月1日の文書に署名した使徒のうち,ネルソン大管長,オークス管長,アイリング管長,バラード会長とホランド長老の5人が存命であり,キリスト教世界の歴史を刻んだ古都ローマから,イエス・キリストの神性を改めて世界に宣言したのである。