ニュースリリース

EnglishConnectプログラムが中高生に与える力

名古屋地区、EnglishConnectプログラム修了式にあたって

2021年2月27日、東海地方の4ステーク*11地方部に所属する中高生を対象としたEnglishConnectプログラム(以下EC)の修了式がZoomを活用して行われた。
→ECについて詳しい紹介はこちら(https://www.englishconnect.org/ja/kosu)

  

修了式は、通常ギャザリング*2を行っている時間を活用し、20時30分から行われた。鈴木幹仁・静岡ステーク会長の司会で式は始まり、インストラクターによる修了者の呼名の後、中学生1名、高校生4名が英語と日本語で証を述べた。
英語を話す機会に恵まれた喜びを語り、インストラクターに感謝した彼らの証の中には、ECを通じて、霊的にも高められた経験も多く含まれていた。
英語学習のためのツールとして認識されがちなECだが、プログラムには大きな3つの柱がある。その3つの柱とは「信仰に基づいて学ぶ」「互いに教え合う」「英語の運用能力を上げる」である。ECは、参加者の英語能力を引き上げると同時に、霊的に高める機会であることが修了生の言葉からも明らかになった。

  

<生徒たちの学力向上を助けるイングリッシュコネクト>
6カ月間のプログラムは、個々の英語力を着実に成長させるということを参加者は実感している。

EC2を受講し、このたび修了式に出席した高橋恒輝兄弟*3は、始めた当初、自室で一人画面に向かって英語を話すことに恥ずかしさがあった。しかし、修了式を迎えた今、恥じらいは払しょくされたという。「英語を話すことに対して、前よりも抵抗がなくなりました。発音も自分では、以前よりも良くなったと感じています」。
ECは参加する中高生の学校での学びにも役立っている、と教会福祉自立サービス部の小島淳一郎兄弟は言う。「1年間ECを継続して、英検準一級を取得した青少年もいます。EC受講前は、日本語を英語に訳して、というのを頭の中でやっていたそうですが、今では最初から英語で考えるようになったそうです。ECは本気で取り組めば、それほどの変化をもたらすことができるプログラムです」。
ECで学んだフレーズがそのまま学校の授業に出てきた、という声は方々の参加者から寄せられている。このほかに、塾の模試の成績が上がった、リスニング能力が高まったことを実感している等、参加者の学業の助けとなっていることを裏付ける成果が上がっている。

 

<信仰をはぐくみ、良き友と高め合う機会となるイングリッシュコネクト>
毎週90分間のギャザリングの時間の中で、20分間は福音の分かち合いの時間にあてられている。EC1を受講した中学2年生(当時)の吉川みお姉妹は「福音の勉強は同世代の子と分かち合ったりして、年が近いので共感できるものも多くて、すごく感じるものがありました」と修了式の証の中で述べた。

 

名古屋地区EC2のクラスでインストラクターを務めたバリー由依姉妹も、ECが参加者の霊性をはぐくむということを実感しているひとりである。
学期開始前、バリー姉妹の元には、「コロナ禍で教会のプログラムが減り、会員同士の接触も減ったことで、青少年が教会から離れかけている」という情報が寄せられていた。実際、参加者の中には福音の分かち合いの時間に対して、あまり前向きではない生徒もいたという。
「でも、福音の分かち合いの時間が始まると、少しずつ変わっていったんです」とバリー姉妹は驚きを語る。「周りのみんながわからないながらも証を話してくれる様子を見て、その生徒も短いながらも証や、自分の家の過程の夕べはこんなことをしているよ、ということを話してくれるようになりました。」
そして、この度の修了式で、バリー姉妹のクラスの生徒たちは全員が英語で証を述べた。「本当にびっくりしました。私たちインストラクターの助けを借りずに、彼らが証を、しかも英語で分かち合ってくれたんです。それは私でも難しいことです。青少年たちのそれだけの力を引き出してくれる、それがECのすばらしさだし、プログラムの持つ力なんだと感じています」。

 

<主によって備えられたプログラムがはぐくむチカラ>
アジア北地域教育スペシャリストの菅原憲嗣兄弟は、以前の英会話とECとの違いを、地元の教会指導者が管理・運営する点にある、という。
「これまで教会の英会話は宣教師たちが教えるもの、というイメージが強かったと思いますが、このイングリッシュコネクトにおいては、それぞれのステーク、地方部において召されたインストラクターの兄弟姉妹が教えます。彼らはアジア北地域福祉自立サービス部とBYU PathwayWorldwideが共同開発した特別なトレーニングを受けてから、教える業に携わります。良く備えられたインストラクターを通して英語と福音を同時に学び、不安を自信に変え、同じような目標を持つ友人との出会いを可能にするイングリッシュコネクト。これはまたとない機会です」。
EC2を終了した高橋兄弟は、イングリッシュコネクトで英語だけでない学びを得たと実感している。
「イングリッシュコネクトでは、毎週目標を立ててそれに向かって努力します。目標を立てて小さなことからこつこつ続けていくという姿勢を学べたことは、これからの人生でずっと役に立つことだと思っています」。

 

<2021年春学期の受講生を募集しているEC>
日本でも徐々に広がりを見せているECプログラム。今季、名古屋地区以外にも、福岡地区ではEC1を9名、2を13名が修了している。また、神戸地区では4人が修了証書を受け取った。神戸地区では大人のためのECクラスも開講されており、こちらは参加者全員にあたる8名が修了、全員が勉強を継続する意思を固めている。また、来期のクラスには80代の兄弟が参加を表明するなど、生涯学習の一助となっている。

 

教会福祉自立サービス部ではBYU PathwayWorldwideと共同で、EC1,2の先にあるEC3とPathwayConnect(パスウェイコネクト)2021年春学期開講のためのZoomを活用した説明会を3月に5回実施する(※内容はすべて同じ内容)。このうち、フィリピンの方向けのタガログ語の説明会を含む第4回までが終了し、第5回が2021年3月28日15:00よりZoomを活用して行われる。詳細は以下の通り。

説明会⽇時:
2021年3⽉28⽇(⽇) 15:00〜16:15

ZoomミーティングURL: 
https://byupathway.Zoom.us/j/98527803443?p
wd=bmF6YWlweG52YWlLcVdCV3ZleHROZz09
ミーティングID: 985 2780 3443
パスワード: 615483

*1ステーク…地元の会員の集まりである「ワード」が集まって構成される, より大きな地域的組織 
*2ギャザリング…イングリッシュコネクトプログラムの中で、週1回90分で行われるオンラインの学び合いのクラス。60分の英語学習の時間の後、20分の福音の分かち合いの時間がある。

*3兄弟、姉妹…教会では,すべての人が神の子供たちであるとの教えから,男性を兄弟(Brother),女性を姉妹(Sister)と呼称する

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.