世界の407伝道部すべてにいる末日聖徒イエス・キリスト教会の姉妹宣教師は今後スラックスを着用するという選択肢も与えられることになった。
末日聖徒イエス・キリスト教会はスラックスを着用するオプションを姉妹宣教師に提供した。 2018 by Intellectual Reserve, Inc. All rights reserved. | 1 / 7 |
大管長会の承認を得て即時に有効となった服装の標準に関する変更は、主に安全面への配慮から加えられたと十二使徒定員会の一員であり宣教師管理評議会議長を務めるディーター・F・ウークトドルフ長老が述べた。
「1830年にイエス・キリストの福音の回復が始まって以来、宣教師の服装と身なりに関する標準には変更が加えられてきましたし、今後もそのようになります。新しい標準を採用するにあたり、わたしたちは常にイエス・キリストを代表する召しを受けた宣教師としての尊厳、安全・安心、健康を守ること、そして任地の文化にも慎重に配慮しています」とウークトドルフ長老は語った。
中央若い女性会長会会長で宣教師管理評議会の一員であるボニー・H・コードン姉妹は、姉妹宣教師に関する服装の変更について詳細を説明した。
「蚊、ダニ、ノミなどによって媒介される疾患が多数存在します。スラックスを着用することで、姉妹宣教師を虫刺されから守る、あるいは少なくともその可能性を最小限に抑える効果が期待されます」とコードン姉妹は述べた。
教会の約半数の伝道部では、デング熱、チクングニヤ熱、ジカ熱などの蚊によって媒介されるウイルス疾患への感染から身を守るために、姉妹宣教師たちは梅雨の季節にはスラックスの着用をすでに行っていた。今回の変更により、姉妹宣教師たちは年間を通じて、自分の判断でスラックスを着用することができるようになる。
「今回の発表は、スラックス着用が選択肢として与えられたということです。スカートでもスラックスでも、地元の人々の間で奉仕するのに便利な服装を選ぶことができるということです」とコードン姉妹は述べた。
一方、姉妹宣教師は今後も神殿参入、日曜日の礼拝、伝道指導者集会およびゾーンカンファレンス、バプテスマ会などには今まで通りスカートやドレスを着用することになる。
安全面に加えて、寒い地方で伝道する姉妹宣教師の防寒対策としても今回の変更は有効であり、また自転車に乗る姉妹宣教師にとっても、スラックス着用は助けになるとコードン姉妹は語った。
「姉妹宣教師たちは素晴らしい人たちです。彼女たちが危険な目に遭わないようにわたしたちは配慮したいと考えています」とコードン姉妹は話した。
末日聖徒イエス・キリスト教会の宣教師たちは自費によってボランティアとして奉仕活動を行う。18~25歳の若い男性は2年間、19~39歳の若い女性は18カ月間にわたり奉仕を行う。シニア宣教師たちは一般的に6か月~2年間にわたり奉仕する。
改訂された宣教師の服装と身なりについてのガイドラインはオンラインで閲覧が可能。