教会セミナリーにおける2021年の変更点を発表

末日聖徒イエス・キリスト教会のセミナリーと宗教インスティテュートは，セミナリーにおける2021年の変更点を発表した。『わたしに従ってきなさい』 とのさらなる一致，セミナリーコースの単位取得には，あらたに読書課題が必須となることなどが盛り込まれている。

『わたしに従ってきなさい』とのさらなる一致

2020年12月5日の通知には，2021年1月1日以降，各セミナリーコースの9か月学習スケジュールに従うのではなく，生徒はその年の『わたしに従ってきなさい』 と同じ学習コースを学習することが記載されている。2021年，セミナリーの生徒はほかの教会組織と同じく， 教義と聖約 を学ぶことになっている。

2021年度，教師は既存の 『教義と聖約および教会歴史　セミナリー教師用手引き』 をレッスン手引きとして使用する。生徒は教師用マニュアルからすべてのレッスンを受けるわけではなく，特に学校が休校中の場合はこの限りではない。

読書課題の変更

また，2021年1月1日以降，セミナリーコースの単位を取得するには，生徒はその年の聖典を，学期日数のうち少なくとも75％にあたる日数分を読む必要がある。

「この変更によって，毎日聖文を研究する習慣を身につけることの大切さが強調されます。この習慣が身につくと理解度が深まり，生徒たちはさらにイエス・キリストとその教え，贖罪に頼るようになります。」と通知では述べられている。

ラッセル・M・ネルソン大管長は次のように教えられた。「イエス・キリストの弟子となるよう努めるとき，主の声を聞くことができるように，これまで以上に意識的に努力する必要があります。日々の生活を主の言葉と教えと真理で満たすために，意識して絶えず努力することが必要です。…毎日神の言葉に浸ることが，この増大する混乱の日々に，特に霊的に生き延びるためにきわめて重要です。わたしたちが毎日キリストの言葉をよく味わうとき，キリストの言葉は，自分が直面するとは思いもしなかった困難に対処する方法をわたしたちに告げます。」（「彼に聞きなさい」『リアホナ』2020年月5号，89－90）

両親はどのように助けることができるか

両親は，次の方法でセミナリーを受講している子供たちを支援する方法：

• 彼らの必要と能力に合わせた適切で意味のある，毎日の聖文学習目標を設定するよう助ける。
• 聖文学習から得た経験について定期的に尋ねる。
• あなた，子供，そしてほかの家族が，イエス・キリストとその福音について学び，感じていることを証する機会をつくる。
• 個人の聖文学習の記録を セミナリーとインスティテュートのアプリ （Google iOS）に登録するか，または別の方法でつけるよう勧める。アプリで読書記録をつける方法を知るには こちらの動画 （英語のみ）を視聴する。