ニュースリリース

世界指導者会が開催される

第189回総大会に先立ち,世界中の指導者たちが集まり指示を受ける

 末日聖徒イエス・キリスト教会は初期の時代から指導者会を開催する慣習を持っており、2019年4月4日,5日,世界中の指導者たちがソルトレーク・シティーのテンプルスクエアに集まり,教会の熟練の指導者から指示を受け,互いに学んだ。集会は,木曜日の大管長会からの指示で始まり,引き続き金曜日は12使徒定員会,管理ビショップリック,また,教会の女性,男性,青少年,子供の組織の会長たちから教えを受けた。この集会には世界中の地域から300人以上の指導者が集った。

地域七十人の役割

十二使徒定員会の会長代理を務めるM・ラッセル・バラード会長が,世界中で働く地域七十人,地域教会指導者の役割について話した。「世界中の教会の発展に即して,地域七十人の必要性が増大しています」とバラード会長は語った。「わたしたちは皆さんを愛しています。信頼しています。わたしたちは,皆さんが,世界の隅々までわたしたちの手が届くように,教えと指示が行き渡るようしてくださると信じています。……皆さんは,生ける十二使徒の教えと一致した指導と助言を提供する必要があります。……教会を運営するうえで現在行われている七十人の創設は,『教えに教え,訓戒に訓戒を加え〔る〕』(2ニーファイ28:30)という啓示の原則を実践している良い例です。」

イスラエルの集合

散らされたイスラエルの家が末日に集合することは,旧約聖書の時代から預言者らによって予言されてきた。クエンティン・L・クック長老,ディーター・F・ウークトドルフ長老,またウリセス・ソアレス長老は,回復されたイエス・キリストの教会にとって重要なテーマであったイスラエルの集合について教えた。

「このテーマに関して聴衆の中のラッセル・M・ネルソン大管長に話していると,まるでノアを前にして『洪水』について話しているような気がします」とクック長老は語った。聖書と現代の預言者の教えに基づいて,クック長老はイスラエルの家の学説史と,末日における集合の予言としるしについて説明した。「皆さんのようなすばらしい指導者が世界中から集まりました。皆さんという広大ではっきりとしたレンズを通して見ると,わたしたちはあらゆる大陸から,それぞれの文化と宗教的背景から幕の両側でイスラエルを集める大きな特権を持っていることが分かります。」

ウークトドルフ長老は,救い主が当時の弟子たちに万国の民に教えるよう命じたことについて述べた。それは今日も続いている。「わたしたちが,すべての伝道活動にミニスタリングの簡単で自然で普通の原則を適用するように指導者や会員のビジョンを高めるならば,イスラエルの集合は世界中で加速されることが分かっています。」

末日聖徒イエス・キリスト教会の会員の信条には,予言されたこのイスラエルの集合に,世界中の162の神殿(今年さらに幾つかが奉献される)で執り行われる神聖な業も含まれている。十二使徒定員会のデビッド・A・ベドナー長老とデール・G・レンランド長老は,この業を,個人レベルでまた団体レベルで最も効果的に遂行する方法について指針を与えた。

ベドナー長老は,教会のファミリーツリーアプリの新しい「準備ができている儀式」機能を試験的に使用する指導者会セッションを行った。「『準備ができている儀式』機能はあなたのファミリーツリー全体を検索し,バプテスマや確認,イニシアトリ-,エンダウメントや結び固めなどの神殿儀式が可能な先祖を見つけてくれます」と説明した。「神は御自分の目的を成し遂げるために画期的な道具を与えてくださいました。わたしたちはただその道具を使いさえすればよいのです。「使う」というのが鍵の言葉です。それはわたしたちが行わなければならないということを意味します。そして行うならば,奇跡が起こります。神は驚くべき方法でドアを開けてくださるのです。」

家庭を中心とし、教会がサポートする形の学習

2018年10月,教会指導者は,教会員の家庭中心で教会がサポートする形の学習に重点を置くことを発表した。十二使徒定員会のジェフリー・R・ホランド長老とゲーリー・E・スティーブンソン長老は,中央扶助協会会長のジーン・B・ビンガム姉妹と中央日曜学校会長のタッド・R・カリスター兄弟とともに,この変更と,この新たな取り組みを行う末日聖徒を強める方法についてさらなる洞察を提供した。

ホランド長老は冒頭で,『わたしに従って来なさい-個人と家族用』が新たに導入された際に,最初の90日間に報告を受けた困難や成功について話した。「ある人々は,それを祝福というよりもむしろ重荷と感じたようです。しかし,たくさんのすばらしいことが起こっていますし,大変うまくいっています。会員はよく計画された聖文研究を行っています。会員は家族とよりたくさんの時間を過ごすようになっています。」

ビンガム姉妹は,世界に住む数人の女性の経験を引き合いに出して次のように語った。「『わたしに従って来なさい-個人と家族用』を導入し一貫して行ったとき,人々は絆を強め,証を深めたので生活が変わりました。指導者であるわたしたちの責任は,会員が家庭で福音学習を行うならば,家族が緊密になり,福音に対する証が強まり,家族を有害な影響から護ることができるという,すばらしい可能性のあるビジョンを持つことができるよう会員を助けることです。」

大管長会の3人は木曜日午前に行われた指示の終わりに言葉を添えた。ラッセル・M・ネルソン大管長は次のように述べた。「わたしは,行われた教えに大変満足しています。もし皆さんが日常的に(悪魔から)迫害されていないならば,皆さんは自分の仕事をうまく行っているとは言えません。わたしたちが預かっている人々を強めましょう。悪魔はどうしようもない不眠症です。 彼は決して眠らないのです。」

預言者は指導者に,末日聖徒にとって「霊的な暗闇の世界で強くなること」は大事な事であると語った。「モルモン書がわたしたちを助けてくれる」ことを教えた。(モロナイ7:14-19参照)ネルソン大管長は「わたしたちの会員は激流に立つ岩のようです」と説明した。

大管長会第一顧問のダリン・H・オークス管長はこのように付け加えた。「今日ここでわたしたちが経験した指導者会ほど霊的で啓発してくれるものはありませんでした。わたしたちの預言者に敬意を表します。」

大管長会第二顧問のヘンリー・B・アイリング管長はこのように述べた。「この会は,わたしの人生の中で最もチャレンジに満ちたすばらしい会でした。わたしはもっと良くやらなければなりません。会員はわたしたちの助けが必要になるでしょう。わたしたちは信じられないほどの新たなリソースを与えられました。」

金曜日の指導者会セッションのプレゼンテーションには,教会の名前を尊ぶ指示が含まれていた(D・トッド・クリストファーソン長老およびゲレット・W・ゴング長老)。ほかにもミニスタリング(ニール・L・アンダーセン長老および教会の管理ビショップリック),そして,昨年発表になった教会の新しい子供と青少年の育成プログラムの今後の展開に関する情報(クエンティン・L・クック長老,ロナルド・A・ラズバンド長老,中央初等教会会長のジョイ・ジョーンズ姉妹,中央若い男性会長のスティーブン・オーウェン兄弟,中央若い女性会長のボニー・コードン姉妹)が含まれていた。

4月6日から始まる末日聖徒イエス・キリスト教会の第189回総大会は、4月6日(土)午前10:00(山岳部夏時間)に始まり日曜日までの5つの部会で一般参加できる。大会はイエス・キリストに焦点を当てた霊感あふれるメッセージと音楽で構成されている。大会を視聴するためのオプションはChurchofJesusChrist.orgに詳細がある。

追加のリソース

• 2019年4月総大会のニュースと発表

• 大管長会からのメッセージ

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.