更新:2019年10月25日
ユタ州心理学者免許法規則への反対に関する改訂
「末日聖徒イエス・キリスト教会は,『転向療法』(conversion therapy: 心理的または精神的介入を用いて、個人の性的指向を変更しようとする疑似科学的試み )に反対し,わたしたちのセラピストはそのような療法を用いません。」
この説明は,転向療法に対する一連の声明の中で最新のものである。最新の声明は2019年10月15日に発表された。ユタ州心理学者免許法案に反対したこの声明は,これらのファミリーサービスの意見を提供した。
ファミリーサービスは,同性愛者を異性愛者にといった,性的指向を「修復」「転向」「変換」しようとする療法を用いることに反対する,長きにわたる明確な方針を持っている。電気ショック,嫌悪療法,そのほかの類似する療法は,同性にひかれる経験を持つ青少年にとって〔効果がない〕うえ,害を及ぼすという研究結果がある。性的指向を変更する試みから成る療法を求める人々は青少年を含め,ファミリーサービスのカウンセラーからこのような療法を受けることはない。
2019年2月
ユタ州議会が法案399を発表した際の声明
「教会は,転向療法や修復療法を含む,個人を虐待的な慣行に強いる療法が,ユタ州のみならず,世界中で行われることを非難します。」
2016年3月
大管長会の声明
「教会は,個人を虐待的な慣行に強いるいかなる療法も非難します。」
2019年10月15日2019年10月15日発表の声明
教会は,性的指向および性自認を変更する試みを適用する専門職資格規則案について,末日聖徒イエス・キリスト教会ファミリーサービスによって提出された意見に関連する以下の声明を発表します。
教会は,同姓にひかれる,あるいは性別違和感を感じている人々が,家族,教会の指導者や会員,専門的なカウンセラーからの思いやりや理解を見いだせるよう願っています。教会は,いかなる虐待的慣行または治療をも非難します。
わたしたちは,自決できる個人の権利と,子供の発育を導く両親の権利を教えます。わたしたちはまた,専門家によるカウンセリングにおいて,信仰を基とする観点は重要であり,倫理的に適切な役割があると信じています。
ファミリーサービスが提出した意見に詳細が書かれている通り,教会は,専門職資格の規則案が重要な分野において不明瞭であり,そのほかの分野において行き過ぎていることを懸念しています。例に挙げれば,規則案は個人の宗教的信念を守っておらず,子供の発育における性自認の重要な実在を説明していません。
したがって,わたしたちは現行の規則案に反対し,ファミリーサービスの意見に提起されている問題に取り組むべく適切に改正されることを,あるいはユタ州議員がこの重要な問題に対して法定に従った指針を提供するよう謹んで要求します。
そのほかのリソース