ニュースリリース

日本福岡神殿会長会が再組織される

新たに着任した福岡神殿会長会の紹介

                       

日本福岡神殿では,大田原勝幸神殿会長・大田原稚賀子メイトロン*が2018年11月1日付で着任していた。この度,稲葉豊福岡神殿会長会第一顧問・稲葉よし子メイトロン補佐,北原実福岡神殿会長会第二顧問・北原優子メイトロン補佐が新たに召された。2019年2月7日に着任した4人をここに紹介する。

※メイトロン・メイトロン補佐とは,神殿会長会の助け手,相談役となる女性たち。神殿会長会の夫人がその任に当たる。

稲葉豊(いなば・ゆたか)第一顧問

稲葉会長は1949年7月23日,鹿児島県鹿児島市犬迫町で生まれた。1970年2月,20歳の時に大阪の大学の正門前で宣教師に会った。その時「人はどこからきて,どこへ行くのか」という質問に心を惹かれ,レッスンを受け始め,1970年3月16日にバプテスマ*¹を受けた。その前日,阿倍野支部で十二使徒のヒュー・B・ブラウン長老のお話を聞き,教会が真実の教会であると感じたという。

1975年,専任宣教師として日本東京伝道部で奉仕をした。「福音の‘ふ’の字も知らない宣教師でした。ただ,若者の持つ情熱で熱心に働きました。当時伝道部にはあと2,3人しか日本人長老はいませんでした」。

伝道後,鹿児島で農協の飼料工場に勤務した後,1980年から東京神殿の施設,教会教育システムに勤める。

1977年5月に植竹よし子姉妹*²と結婚,1980年12月,東京神殿で結び固めを受ける。家族は息子4人と娘2人で,現在11人の孫がいる。

2016年から2017年にかけて,夫婦宣教師として札幌伝道部で奉仕をした。「ここで地域の人の家族探求を手伝ったことで家族歴史の強い証が生まれました。」

これまで日曜学校会長,CTR教師,ビショップ,ステーク会長の職において奉仕してきた。

趣味は尺八で,讃美歌44番「わが主よ,わが神」,15番「悩める旅人」が得意である。今心に元気をくれる言葉は「アリアが虹の中にいるよ」。アリア,とは生まれて間もなく亡くなった孫娘の名前で,妹を思う3歳の孫息子がノーブーの麦畑にかかる虹を見あげて叫んだ言葉である,という。「将来会うのが楽しみです」と話す。好きな聖句はモーセ6:65である。「・・・御霊によって生まれ,内なる人において生かされた者となったのです。・・・の句読点が私の人生です。」

【稲葉会長のコメント】

神殿について何も知らないできたので必死です。次世代を担う若い皆さんのための捨て石になれば幸いです。

※1バプテスマとは,クリスチャンになるため,全身を水に沈められる入信の儀式。人の埋葬と復活を象徴している。

※2教会では,すべての人が神の子供たちであるとの教えから,男性を兄弟(Brother),女性を姉妹(Sister),宣教師を,その実年齢にかかわらず長老(Elder)と呼称する。

稲葉(植竹)よし子(いなば・うえたけ・よしこ)メイトロン補佐

稲葉よし子メイトロン補佐は1952年11月16日に栃木県小山市宮本町で生まれた。1973年7月,宣教師から「近所のソバ屋さんでスライドを見せるから来てみませんか?」と誘われたのがレッスンを受けるきっかけとなった。1973年9月,宇都宮市の教会でバプテスマを受ける。

これまでプライマリー教師,会長,16コース教師,扶助協会教師,ワード扶助協会会長の職において奉仕してきた。

趣味は着付け,家庭菜園の畑の草取り。和菓子作りが好きで,イチゴ大福が得意である。好きな言葉は「足らざるは過ぎたるに優れり」(徳川家康)。 好きな聖句はモーサヤ3:19「生まれながらの人は神の敵であり,アダムの堕落以来そうであって,今後もそうである。また人は,聖なる御霊の勧めに従したがい,主なるキリストの贖罪により,生まれながらの人を捨てて聖徒となり,子供のように従順で,柔和で,謙遜で,忍耐強づよく,愛にあふれた者となり…」 教義と聖約6:36 「あらゆる思いの中でわたしを仰ぎ見なさい。疑がってならない。恐れてはならない。」

【稲葉よし子メイトロン補佐のコメント】

仕える者になりたいです。 23年ぶりに帰って来た福岡は全く違った街になっていました。そして福岡ワードが大きく変わり感動しました。

北原実(きたはら・みのる)第二顧問

北原会長は1952年3月14日,東京都八王子市で生まれた。18歳から毎年,夏休みを利用しての1週間程度のツーリング旅行を習慣とし,オートバイで景色豊かな場所を巡った。1979年初頭,アメリカでのツーリングに備え,新聞広告で知った教会の無料英会話に参加したことがレッスンを受けるきっかけとなった。宣教師の熱心さに次第に心が傾き,1979年3月にバプテスマを受けた。

1985年6月,水流(つる)優子姉妹と結婚,東京神殿で結び固めを受ける。家族は娘2人,息子2人で,現在12人の孫がいる。

電機会社に勤務し,退職後,2016年9月から2017年9月まで日本札幌神殿宣教師として奉仕した後,2018年8月から再び同じ札幌神殿の宣教師として奉仕していた。

ワード書記,ステーク書記,ビショップリック顧問,大祭司グループリーダー,若い男性会長,スカウト指導者(ボーイ隊長,ベンチャー隊長)として20年ほど教会で奉仕してきた。「子供たちの可能性を信じて,訓練することにより自立できるように努めました。」また,現在休館中の東京神殿にて,1998年から儀式執行者として奉仕していた。

趣味はキャンプなどアウトドア系全般。好きな言葉は,「備えよ,常に」(Be prepared:ボーイスカウトのモットー)。好きな聖句はアルマ37:36「...どこに行くにも主にあって行くようにしなさい。まことに,あなたの思いを常に主に向けるようにしなさい...」。信仰への思いは,「主にあってふつつかな者ですが,自分の特質を表現するとしたら,ただ忠実,従順かなと思います。」

【北原会長のコメント】

札幌神殿の宣教師から,突然福岡神殿で働くように召されました。まだ慣れないことばかりです。どうかよろしくお願いします。

北原(水流)優子(きたはら・つる・ゆうこ)メイトロン補佐

北原優子姉妹は1958年7月9日,鹿児島県いちき串木野市に生まれた。1982年にブリガム・ヤング大学(BYU)ハワイ校に留学。日本で伝道した帰還宣教師の兄弟から福音を聞き,その年の12月にバプテスマを受けたが,在学途中で体調を崩したため帰国する。自宅に学習塾を開き,20数年教えた。2016年9月から2017年9月まで日本札幌神殿宣教師として奉仕した後,2018年8月から再び札幌神殿の宣教師として奉仕中に,今回の召しを受けることになった。

これまでワード扶助協会会長,ステーク扶助協会会長,初等協会顧問,セミナリ―教師,インスティテュート教師,ワード宣教師,日本教会歴史スペシャリストとして奉仕してきた。現在休館中の東京神殿では,1999年より儀式執行者として奉仕した。

趣味は記録をつけること。好きな言葉は「人生が歌のように流れているとき,人はだれでも陽気でいられる。しかし,何一つうまくいかないとき,ほほえむことのできる人こそ,価値ある人」。好きな聖句はヨブ19:25「わたしは知る。わたしをあがなう者は生きておられる」。信仰への思いは,「神のお立てになった救いの計画の壮大さを思えば,この私の小さな生涯をすべて差し出したとしても,まだまだ足りないと感じることです。」

【北原優子メイトロン補佐のコメント】

東京神殿でも札幌神殿でも奉仕の機会をいただき,多くの信仰ある方々の犠牲や献身を見させていただきましたが,ここ福岡神殿でもたくさんの方々が「聖き」を主にささげておられる姿に,本当に感謝,感激,感動でいっぱいです。

 

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