1831~2016年の末日聖徒の女性による説教のスペイン語とポルトガル語の翻訳版がオンラインで閲覧可能となった。「壇上から―末日聖徒の女性による説教の185年(At the Pulpit: 185 Years of Discourses by Latter-day Saint Women)」は2017年の初めに英語版で発行された。この出版物は、末日聖徒イエス・キリスト教会の教会歴史部門が出版する際に使うブランド名「教会歴史出版部」の出版物として発行された。
スペイン語を母国語とする末日聖徒の数は(英語に次いで)2番目に多く、3番目にポルトガル語が続く。今回のスペイン語版、ポルトガル語版の発行によって、末日聖徒の女性に関する特有の事柄を学ぶ機会が、世界でさらに数百万人に与えられることになる。
教会歴史の中で末日聖徒の女性は教え導くという点で主要な役割を果たしてきた。「壇上から」には、さまざまな経歴や民族背景を有する世界中の勇気ある女性の知恵、経験、洞察力が紹介されている。
教会歴史家ジェニファー・リーダーとケイト・ホルブルックの編集により発行された「壇上から」は、教義に基づく説教を集めたもので、そこには社会や教会に貢献した末日聖徒の女性の豊かな洞察力が描かれている。
「この書籍を読んだ人は、教会歴史上の女性たちの末日聖徒の教義に関する信念と理解から、霊感を受けることになるでしょう」とリーダーは述べる。
また、「書籍で取り上げられた説教がいろんな場面でされていることに気が付くでしょう。扶助協会の中の話し合いの中で語られたものや、壇上から語られたもの、新聞を通して発表されたものもあります。…女性たちは他の女性たちに対して、またより多くの人々を前にして、真理について話し、説く機会がありました」と付け加えた。
ホルブルックは「今回の書籍に収められた53の説教によって、末日聖徒としてわたしたちが自分自身を見る目が変わり、善人となり世界に貢献する方法を考えるとき、より大きなビジョンを持って考えることができるようになるでしょう」と述べた。
「壇上から」に掲載された昔から現代に至る説教の完全翻訳版は、オンライン上およびLDS福音ライブラリーアプリの「教会歴史(Church History)」セクションにて無料で閲覧できる。22の説教のオリジナルオーディオ版のスペイン語およびポルトガル語への翻訳はまだ行われていないが、元々スペイン語で話された1つの説教についてはオンラインで聞くことができる。
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