ニュースリリース

沖縄神殿:世の中を照らす光

沖縄の聖徒たち,新たな神殿に向けて熱心に備える

2019年4月の総大会において,沖縄に新たな神殿が建設されることがラッセル・M・ネルソン大管長より発表されたことにより,沖縄の聖徒たちは感謝と喜びに満たされた。その興奮は今も続いており,聖徒たちは自分たちの生まれ育った地で救いの儀式を行えるよう先祖の名前を熱心に調べ,準備を行っている。予定が近づいてきている沖縄神殿の鍬入れ式に向けて,多くの聖徒たちがこの神殿に対する思い入れについて熱く語ってくれた。

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沖縄神殿の完成を待ち焦がれている與座家族© 2020 by Intellectual Reserve, Inc. All rights reserved.
                                                             

「神殿が沖縄に建設されるという発表を聞いた後,わたしは自分の残りの半生でなすべきことがはっきり見えた気がしました。幕の両側にいる個人と家族を救うためにとても多くの神殿の業と系図活動が必要です」と那覇ステークのステーク会長,與座宏章会長は述べた。

                                                                     

「その発表を聞けてうれしかったです。そして,すぐにそれが神からの沖縄に現在住んでいる人々とすでに亡くなった人々の祈りへの答えであると感じました。わたしはここに住む人々に神殿・家族歴史活動を勧める必要性を大きく感じました。神殿は沖縄の聖徒たちが世の光として輝くうえで助けとなるでしょう」と與座会長は述べた。

「主からの祝福を感じます。主はわたしたちのことをとても心にかけてくださっていますので,ここ沖縄の地に神殿を建てることができるようにしてくださいました」と川門勝幸兄弟は述べた。「これから,すべての聖徒にとって神殿訪問がより簡単にできるようになります。わたしは自分の時間を使って神殿の業に献身する機会があることに感謝します。わたしは,わたしたちが引き続き主の業を行い,この祝福を通して,この地にシオンを築くことができるよう祈っています。」

沖縄神殿が発表されたとき,大城あかり姉妹は北海道で伝道をしていた。「わたしは主の再臨はすぐ近いと感じました。わたしは沖縄の先祖たちも大きな喜びと幸福に満たされていると感じました。」

沖縄の人々は自分たちの先祖と強いつながりをもっている。沖縄は先祖礼拝の慣習があることで知られており,第二次世界大戦中,沖縄での悲惨な戦いで亡くなった人々に対して深い尊敬の念をもっている。大城姉妹は神殿が沖縄の人々にとってもつ意味について考えた。「ここに神殿が建てば,伝道の業を速めるすばらしい機会をもたらしてくれるでしょう。多くの沖縄の人々は先祖に関心をもっています。沖縄神殿は彼らが末日聖徒イエス・キリスト教会を知るうえで助けとなるでしょう。わたしはこの偉大な御業は何世代にもわたって広がると確信しています。」

大城姉妹は神殿が建設されることをとても楽しみにしています。「教会員はこれまで先祖のために神殿の儀式を受けるために多くの犠牲を進んで払ってきました。沖縄神殿が建設されれば,沖縄の教会員たちはもっと頻繁に神殿に参入できるようになり,救いの業は速まります。まだ多くの人が自分たちの救いを待っています。沖縄の教会員として,わたしは自分の家族やほかの会員たちとともにこのすばらしい御業に続けて携わっていくつもりです」と大城姉妹は語った。

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2006年,東京神殿の前に立つ大城家族。現在,東京神殿は改修工事の完了が間近である。© 2020 by Intellectual Reserve, Inc. All rights reserved.
                                                                                                                                                                                                       

「わたしは主がこのような小さな島である沖縄にいる教会員のことを気にかけてくださっていることを知り,主の愛に感動し,謙遜になりました。それで満足しました。また一方で,備えなければならないプレッシャーも感じました。自分自身だけでなく、家族や子供たちも備えなければなりません」と沖縄に住む母親は語った。「わたしは長い間教会に行っていませんでしたが,神殿のことを聞いたとき,御霊を感じ,涙が出ました。わたしは沖縄神殿が将来,夫が再び教会に戻り主の教えに従いたいという気持ちになる助けとなるよう願っています。わたしは沖縄神殿で結び固めを受けたいです。」

「時差の関係で,預言者がこの発表を行ったとき,わたしは実際寝ていました。ユタ州に住んでいる友人が,神殿が沖縄に建設されることをテキストメールで教えてくれました。わたしはすぐに起きて視聴しました」と喜瀬愛梨姉妹は述べた。「そのとき,わたしはとても幸せな気持ちで御霊を感じました。この大きなニュースをFacebookに投稿し,ほかの友人たちにテキストメールを送りました。わたしたちは自分たちの感じている気持ちを分かち合い,わたしたちはなんて幸運なのだろうと思いました。」

 
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沖縄神殿の建設が進むのを見ることを楽しみしているエリザベス・ラントとダニエル・ルトレッジ© 2020 by Intellectual Reserve, Inc. All rights reserved.
                                                                                                                                                            

普天間軍人支部のエリザベス・ラント姉妹は沖縄神殿の発表を聞いたとき,日本の人々にとってすばらしいことだとうれしく感じたことを述べてくれた。6カ月後,彼女は日本の沖縄での3年間の任務の命令を受けた。「わたしはこの新たな旅路を経験できることにとてもワクワクしています。わたしはここ沖縄に神殿が建つことを忘れていましたが,教会に出席したとき,すぐに沖縄が受けた祝福を思いだし,天の御父にわたしがここにいて神殿が建設され完成する日を見ることができるように祈りました。」              

最近,ラント姉妹はまもなく行われる鍬入れ式について聞いた。「わたしは鍬入れ式に出席し教会員でないボーイフレンドのダニエルを連れて行き,神殿の大切さと末日聖徒にとって神殿がなぜそんなに大切かを見せるべきだというとても強い御霊の促しを感じました。わたしはいつかダニエルが教会に入る決心をし,わたしたちが神殿で永遠の結婚ができるよう願っています。」

故郷から遠く離れた国に住んでいるため,ラント姉妹は1年以上主の宮に参入できていない。「平安と愛を感じ,外界から守ってもらうのが待ちきれません。海兵隊に所属することは信仰と道徳の大きな試しです。沖縄の地がついにこの島に神殿が建設されることになったことを知ると,この地は多くを経験してきたので,神殿は確かに必要です。鍬入れ式を見て,神殿が建設されていくのを見るのが待ち遠しいです。神殿は家族から何千キロも離れたところに住んでいても家にいる気持ちを確かに感じる助けになります。」

「沖縄神殿の発表を耳にしたとき,わたしは驚きと長年待ち望んできた神殿がついに沖縄の地に建つという喜びにいっぱいになりました。沖縄の人々は沖縄人が4人に1人命を落とした激しい戦争を経験してきた」と喜納正兄弟は振り返る。「神殿で先祖の儀式を執行するとき,キリストの福音がわたしたちを先祖と切れ目のない輪で先祖と結び付けてくれます。キリストの福音はわたしたちを慰め,希望と信仰を与えてくれます。そして,困難を乗り越えることができるよう助けてくれます。」

喜納兄弟は自分の家族のストーリーを話してくれた:

「わたしの家族は戦争中,北部の山の中に避難しました。防空壕の中で飢えを経験しました。空襲に倒れた人々の遺体が一帯を覆っていました。それは恐ろしい光景でした。わたしの家族は逃げることができました。母は38歳のときに最愛の夫を亡くし,8人の子供を抱えた未亡人となりました。1967年,崇元寺が完成した翌年,母は宣教師の訪問を受けました。母は救いを求めて話を聴きました。宣教師は神の救いを得るにはすべての人はバプテスマを受けなければならないと話しました。『亡くなった夫と娘はどうすれば救いを得ることができますか』と母は尋ねました。死者のために儀式を行うことができることを知り,母はバプテスマを受けて末日聖徒イエス・キリスト教会の会員になりました。彼女は子供たちの模範となりました。7人の子供たちがバプテスマを受けて教会に改宗しました。戦後に生まれたわたしの4人の弟は宣教師となり福音を宣べ伝えました。母とわたしの息子は亡くなった夫と娘の儀式をハワイ州ライエ神殿で行い,結び固めも行いました。わたしの母の子孫は神殿で結婚しています。」

    
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沖縄神殿で先祖のための業を行う準備をしているセイン家族© 2020 by Intellectual Reserve, Inc. All rights reserved.
                                                                                                                                     

セイン京子姉妹は沖縄ステークの神殿・家族歴史相談員としての教会の召しを熱心に果たしている。「わたしたちは神殿が建設されるまで毎日準備をしています」と彼女は述べる。「わたしは自分のファミリーツリーに一生懸命取り組んでいます。また同時に,ほかの人々の先祖の探求も手伝っています。わたしはこのように準備の段階が与えられていることに感謝しています。天の御父に感謝しています。」セイン姉妹はほかの人々の先祖の探求を手伝うのみならず,ほかの家族歴史相談員の訓練も行っている。

セイン京子姉妹は沖縄ステークの神殿・家族歴史相談員としての教会の召しを熱心に果たしている。「わたしたちは神殿が建設されるまで毎日準備をしています」と彼女は述べる。「わたしは自分のファミリーツリーに一生懸命取り組んでいます。また同時に,ほかの人々の先祖の探求も手伝っています。わたしはこのように準備の段階が与えられていることに感謝しています。天の御父に感謝しています。」セイン姉妹はほかの人々の先祖の探求を手伝うのみならず,ほかの家族歴史相談員の訓練も行っている。

 「沖縄では,多くの家系図が第二次世界大戦で燃えてしまいました。聖徒たちは生存する親戚を訪ねて戦争で破壊されなかった墓から先祖の名前を収集しました。神殿建設の発表がなされる前から,多くの聖徒たちは熱心に系図の探求をしてきました。それは,わたしたちは家族として救われることを知っているからです」とセイン姉妹は説明する。「自分の愛する家族と先祖を救うこと以上に大切なものは世の中にないと思います。自分たちの系図を調べて,先祖の名前を神殿に提出し,先祖のための身代わりの儀式を受ける喜びを味わうことは教会員としての責任です。先祖とともにつながることはほんとうに喜びです。」

セイン姉妹は神殿の発表に心が躍った。「沖縄神殿の発表がなされたとき,涙が出ました。そして,神の愛と恵み,そしてすばらしい教会員と指導者たちを与えてくださっていることについて神に感謝しました。わたしたちの先祖の救いにとって沖縄神殿は重要なものとなるでしょう。わたしはこの喜びを忘れないようにし,ほかの人々に対する愛の模範になれるよう願っています。」

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日本沖縄神殿の完成予想図© 2020 by Intellectual Reserve, Inc. All rights reserved.
                                                                                                                                                   

沖縄において,情熱をもって熱心に神殿に備えるという機運が高まっている。つい最近,沖縄ステークではオンラインによる家族歴史フェアが開催された。多くの人々が参加し,啓発され,動機付けられ,新しいスキルを学んだ。日本の聖徒たちはまもなく日本において4つの神殿をもつことができることに感謝し喜びを感じている。

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.