復活祭はキリスト教徒にとって最高の祭日である。この日は末日聖徒イエス・キリスト教会の会員を含め世界中のキリスト教徒がイエス・キリストがゲッセマネの園でわたしたちの罪のために苦しまれ、カルバリーで十字架にかかられ、死から栄えある復活を遂げられたことを思い出し、それを祝う、希望に満ち溢れた日である。
復活祭と2018年4月の総大会日曜の部会が同じ日となったことから、教会の大管長会の三人それぞれが、大会の日曜午前の部会で重要な復活祭のメッセージを分かち合った。
ラッセル・M・ネルソン大管長
贖い主の無限の贖罪がなければ、天の御父のもとに帰る望みを持てる人は一人もいなかったことでしょう。救い主の復活がなかったとしたら、死がすべての終わりとなります。救い主の贖罪のおかげで、永遠の命が得られるようになり、不死不滅がすべての人にとって現実のものになりました。
ダリン・H・オークス管長、第一顧問
きょう、わたしたちは他のキリスト教徒とともに、主イエス・キリストの復活を祝います。イエス・キリストが文字どおり復活されたことは、末日聖徒イエス・キリスト教会の会員にとって信仰の柱です。わたしたちは聖書やモルモン書に記されたイエス・キリストの文字どおりの復活に関する記録を信じていため、この地上に生を受けたすべての人もまた同様に復活するという聖典の数々の教えも信じています。復活は使徒ペテロが語った「生ける望み」(第1ペテロ1:3)を与えてくれます。この生ける望みは、死はわたしたちの存在の終わりではなく、天父がご自分の子供たちの救いのために立てられた憐みの計画における必要なステップにすぎないという確信です。その天父の計画の中では、人は死すべき状態から不死不滅の状態に移行します。その移行の中心となるのは、死という日没と、主であり救い主であられる御方の復活によって可能になった栄えある朝であり、わたしたちはその復活をこの復活祭の日曜日に祝います。
ヘンリー・B・アイリング管長、第二顧問
天の御父が愛する御子という賜物をお与えになり、主が自ら進んで地上に来られ、わたしたちの贖い主となってくださったことに感謝しています。主がわたしたちの罪を贖われ、また復活されたことを知っていることに感謝します。主の贖罪のおかげで、いつか自分が復活して、愛に満ちた家族と共に永遠に生きることができるということを確信できる祝福に、わたしは日々あずかっています。