ニュースリリース

飢餓を救った食料

末日聖徒イエス・キリスト教会の人道支援機関であるLDSチャリティー(LDSC)は、干ばつによる被害を受け、米の生産に被害が出たカンボジアのコンポントム州およびスヴァイリエン州に援助をおこなった。12月7日と27日の両日、窮状に苦しむカンボジアを訪れた。米、麺類、油類、調味料類などの食料品が1,200組以上の家族に届けられた。

 

フム・チェイム宗教大臣をはじめとして、たくさんの官僚や大臣らがプノンペンから4時間かけて食料贈呈の機会に集まった。チェイム大臣はパゴダに集まった多くの家族に向けて語り、また、教会の親切と善意に感謝の意を表明するため盾を贈呈しながら感謝の言葉を述べた。宗教省政務次官のコング・ビボル氏は、「末日聖徒イエス・キリスト教会とLDSチャリティーがわたしたちカンボジアの国民を心に懸け、愛を示してくださっていることに感謝しています」と語った。

食糧の配布にともなって、支援を最も必要としている家族が、村、コミューン、街区の長によって選定された。選ばれた人々は食料と受け取るための日時と場所を指定する情報を事前に受け取った。この機会に感謝した多くの家族が何時間も前から集まり、暑さの中、食糧の配布が始まるのを忍耐強く待っていた。

 

カンボジアは数々の苦難の歴史を綴ってきた。戦争は破壊と傷をもたらし、貧困がひろがった。時機を逸した予期せぬ干ばつによって、家族と地域を維持するのに必要な収穫が損なわれた。しかし、苦難の中にあっても希望を持ちながら生き続けた人々によって、歴史は復興という別の一面を書き記した。今日、それらの苦難に謙虚に堪えてきた人々に彼らが最も必要とした形での救済がもたらされた。歴史に残る日であった。

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