ニュースリリース

シエラレオネ共和国、LDSチャリティーより眼科手術訓練と医療機器を受ける

LDSチャリティーのサービスにより視力を回復した人々

ビジョン・ケア・シグネチャー・プログラム(Vision Care Signature Program)の一環として、末日聖徒イエス・キリスト教会の人道支援機関であるLDSチャリティーは、フリータウンにあるコンナート病院へ眼科手術用機器を提供した。これにより、シエラレオネの医療基盤には劇的な改善がみられた。さらにこのチャリティーは地元の医師や医療従事者に対する訓練の場を提供し、眼科手術の技術向上に貢献した。

 

教会は医療制度が十分でない地域にスペシャリストを派遣し、特に眼科医療の提供と向上を支援してきた。アイダホ州出身の二人の医師、ケン・テューレイ医師とカイル・N・クリングラー医師は12月にシエラレオネを訪れ、医療機器の設置と地元の医師たちの訓練の機会を提供した。

二人は6人の白内障外科医、5人の検眼医、4人の手術助手看護師に、外科手術に必要な眼科用機器の使用方法を含む専門的な訓練をおこなった。さらに、貧困のため手術が受けられないでいた100人の白内障患者に手術がおこなわれた。手術に使用された医療用品はカリフォルニア州サンタバーバラにある人道支援団体サージカル・アイ・エクスペディションズ(Surgical Eye Expeditions)より寄贈された。

テューレイ医師はプロジェクトに参加した多くのボランティアに感謝を述べてこう語った。「2週間で15人の地元の医師を、彼らの専門に応じて訓練できたのは皆さんのおかげです。このプロジェクトチームの働きは非常に見事なものでした。この新しい医療機器とサージカル・アイ・エクスペディションズより寄贈された用具があったからこそ、わたしとクリングラー医師の訓練が効果的なものになったのです。」

LDSチャリティーにより派遣された医師たちは、2017年9月に再訓練に訪れる予定である。

訓練により、地元の医師たちは眼内レンズによる白内障手術を施術できるようになった。眼内レンズによる白内障手術では創口を縫合する必要がないため、これまでよりも安全で確実性もある。検眼医は手術で移植するレンズを採寸する方法について学び、看護師は手術室の衛生管理の仕方から、手術前の手洗い法について学んだ。

シエラレオネのナショナル・アイ・ヘルス・プログラムのマネージャーであるマシュー・バンディ医師は国を代表し、教会とテューレイ医師とクリングラー医師に対して感謝を述べた。

「この援助のおかげで、処置の必要な100人の患者に手術ができました。このような奉仕は、コンナート病院にとどまらず、シエラレオネ全土におよぶことでしょう。」

コンナート病院の上級監督者は、「わたしたちにはこの医療機器が必要でした。そうした時期に、今回の寄贈により私たちの願いが叶えられました。皆さんのご厚意に心からの感謝を申し上げます」と語り、多くの人がLDSチャリティーの足跡をたどるように勧めた。

フリータウン・シエラレオネステーク会長会の第二顧問であるクリストファー・E・ナヤロポはLDSチャリティーと地元の医師たちに感謝を述べ、今後も援助の手を差し伸べている人々に奉仕してほしいと語った。最後にナヤロポは「イエス・キリストご自身も盲目な人を見えるようにされました。LDSチャリティーと皆さんが今日ここでやっておられることも、救い主がなさったことと全く同じことなのです」と述べた。

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