末日聖徒イエス・キリスト教会の大管長会第二顧問のディーター・F・ウークトドルフ管長が2017年8月13日(日)にアリゾナ州ツーソン神殿を3度のセッションにおいて奉献した。この神殿はアリゾナ州では6番目、世界では157番目の神殿となる。アリゾナ州には423,000人以上の末日聖徒がいる。
アリゾナ州ツーソン神殿が奉献される
神殿は、伝統的な定礎式と奉献の祈りが行われて完成となる。ウークトドルフ管長は隅石の周りにモルタルを塗り、その他指示された参加者も同様に行った。
「神殿は光と天の目的、すなわちイエス・キリストの福音という目的を象徴するものです。末日聖徒イエス・キリスト教会は、天とこの地球の間に調和を見出す場所です」とウークトドルフ管長は述べた。
十二使徒定員会のゲーリー・E・スティーブンソン長老、七十人会長会のリン・G・ロビンズ長老、教会神殿部管理ディレクターのラリー・Y・ウィルソン長老、中央幹部七十人のベンハミン・デ・オヨス長老とケビン・R・ダンカン長老、管理ビショップリック第二顧問W・クリストファー・ワデルビショップも奉献式に参加した。
アリゾナ州ツーソン神殿の建設は2012年10月の総大会において、トーマス・S・モンソン大管長によって発表された。
6月に3週間にわたって行われたオープンハウスには、112,000人以上が参加し神殿内を見学。また教会員にとって神殿が神聖な場所であるなど、神殿について説明するビデオを視聴した。地元の政治家や聖職者たちも神殿見学に参加した。
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土曜日の夜にはキノ・ベテランズ・メモリアル・スタジアムにおいて、2,100人の末日聖徒の若人らによってアリゾナ州における教会歴史を歌と踊りで披露する文化の祭典が行われ、数千人の聴衆が訪れた。テーマは「今がその時(The Time Is Now)」で、自分の家族に良い影響を与えるように青少年を鼓舞する内容であった。青少年はそれぞれ、新しい神殿が完成したことで彼らが自分自身の生活を向上させるためにできることについて、「私は・・・します」という宣言を書いて提出した。
アリゾナ州ツーソン神殿完成を祝う文化の祭典
「これを新しい始まりと考えてください。イエス・キリスト教会において、またイエス・キリストの福音において、自分自身が残せる個人の遺産を作ってください。主は皆さんを愛しておられますので、主を信頼してください。みなさんがどこに行っても、主は助けてくださいます。主はみなさんの友達です。主はみなさんが行くべき道を示し、助けが必要なときはいつでも助けてくださいます」とウークトドルフ管長は文化の祭典で語り青少年を鼓舞した。
アリゾナ州ツーソン神殿はアリゾナ州南部のソノラ砂漠にある。神殿はアール・デコのスタイルに影響を受けたもので、アメリカ南西部の砂漠の景観を映し出すデザインになっている。周辺の環境から霊感を受け、ツーソン神殿の造園には赤いサボテンの花、フォークイエリアスプレンデンスやオプンティアなどが用いられた。これらの花の葉は神殿中の装飾に用いられている。天使モロナイ像が立つ青いドームはドイツから輸入したタイルで作られ、神殿の神聖さと美しさを醸し出している。
末日聖徒の神殿は日曜日の礼拝に用いられる集会場とは異なるものである。神殿は「主の宮居」とされ、ここは結婚、バプテスマ、家族を永遠に結び固めるその他の儀式を通して、イエス・キリストの教えが再確認される場所とされる。