ユタ州スプリングビルの近くの撮影現場では、モルモン書実写ビデオシリーズの第2シーズンの撮影が終了した。数年にわたるこのプロジェクトは、末日聖徒イエス・キリスト教会が俳優を用いて古代アメリカ文明の物語を描写し、イエス・キリストの教えを分かち合おうとするもの。
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このプロジェクトの運営委員長を務める中央幹部七十人のリグランド・R・カーティス・ジュニア長老は「わたしたちが動画と静止画を用いて制作しているものは、モルモン書を紹介する上で助けとなるでしょう」と語る。
「このビデオによってモルモン書の登場人物や物語を描写でき、実在した人物を目にすることできるようになります。モルモン書に登場する人物は、実際にその時代に生き、その土地を歩いた人々で、モルモン書は真実の物語なのです」とプロジェクトのメディア・ディレクターであるビル・エリオットは付け加えた。
第2シーズンは、モルモン書前半から選んだいくつかの章から、ニーファイ、ヤコブ、エノスに焦点を当てたビデオが制作された。
「わたしはレーマン人の子孫ですので、ビデオの中で描かれたことはわたしにとってとても大きな意味があります。モルモン書に描かれている物語がビデオ化されているのを見ると、現代に生きるわたしたちの時代に思いを馳せ、わたしたちのために祈ったモルモン書に登場する力強い預言者らについて考えることができます」と中央幹部七十人のラリー・J・エコー・ホーク長老は述べた。
第2シーズンで新しく撮影現場となったのはスプリングビル近くのホブル・クリーク峡谷で、古代神殿を含むモルモン書の中で定住地となった場所を描く新しい撮影用セットが設けられた。
「ラテンアメリカでいくつか小さな町を訪れたことがあります。撮影現場はそのような町の中にいるように思わせるものでした。わたしの祖母、叔母、母など家族を思い出させる手の込んだセットが設けられていました。ビデオ撮影の現場として素晴らしい出来栄えです」と中央扶助協会会長会第二顧問のレイナ・I・アブルト姉妹は話した。
第1シーズンで活躍した男性、女性、子供から成る役者のほとんどが第2シーズンでも顔をそろえた。
「みんなが第2シーズンの撮影に戻って来られたのは素晴らしいことです。再会した家族のようでした」とシニア・プロジューサーのアロン・メリルは語った。
ビデオの中のいくつかの場面は北米の様々な場所で撮影されている。教会は、ユタ州中央部のコミュニティであるゴーシェンに、エルサレムを描く映画の撮影用セットを所有しており、2017年6月にそこで映画撮影が始まった。
「第2シーズンは第1シーズンと異なり、1つの大きな物語を描くものになりました。それはニーファイの旅についての物語です。今シーズンは異なる時代の異なる人物を描写することになります」とメリルは説明した。
モルモン書に登場する著名な人物であるニーファイを演じた18歳の若い男性ジャクソン・バンダーバーケンは「ニーファイはわたしにとって英雄です」と述べた。
30代のニーファイを演じるために、バンダーバーケンはメークアップ担当者らと共に毎日2時間半かけて付けヒゲを付けたという。
「主は御心を成し遂げるために若者を使われるということを知ることは大切です。ビデオ撮影はわたしの人生の一部で、わたしは将来と伝道に向けて準備しているのです」と述べたバンダーバーケンは、撮影終了後にブラジルで2年間専任宣教師として奉仕する準備をしている。
バンダーバーケンは役作りのために体重を増やした。「オーディションを受けた時は165ポンド(約75kg)しかありませんでしたが、今は180ポンド(約82kg)くらいになって頑丈な体つきになっています。2カ月もかけないでそれだけ増やせたのは、厳しい食事と運動の指導に従ったからです。けれどもそれだけではなく、天の助けがありました。自分の力だけでは、それほどの短期間にここまで増やすことはできなかったでしょう。ですから神様のおかげだと思っています」と本人は話した。
俳優のメイス・ソレンセンは、モルモン書の登場人物としては悪人と考えられることの多いレーマンを演じることができて光栄だとし「ビデオを見た人がレーマンを異なる角度から見ることができ、もっと同情の気持ちを寄せてくれることを願っています。彼は混乱してはいましたが、徳も持ち合わせていました」と語った。
ソレンセンは、モルモン書物語は今回、今までとは異なる方法で分かち合われているという。そして「撮影しているビデオは長期にわたって視聴されます。ですからわたしたちがやっていることは大きな仕事です」と話した。
リーハイの妻サライアを演じたキンバリー・メロンは、リーハイとニーファイの家族は強い絆で結ばれた家族でしたが、現代の家族が経験しているのと同じ問題のいくつかを抱えていました。
「家族を導く指導者の一人として女性を描くことに焦点を当てました」とモルモン書ではサライアが語った言葉が少ないことから、女性の人物としての強さを非言語で表現することに力を入れたメロンは語った。
「女性は…いつも配偶者や家族に対し、また地域社会の中において非常に大きな影響力を持っています。俳優、脚本家、ディレクター、そしてみんなが、女性は歴史の中で大切な存在であり、重要な役割を果たしてきたことを描写するために懸命に働いてくださっていて素晴らしいと思います」とアブルト姉妹は述べた。
教会指導者らは、モルモン書ビデオを見る人々がモルモン書に書かれた聖句を読みたいという希望を抱くようにと願っている。
「わたしたちは、鍵となる教義的なシーンを取り上げることで、登場人物に命を吹き込み、モルモン書が教えるキリストの物語と教義を描くように努力しています。これはイエス・キリストについてのもう一つの証」ですとエリオットは語った。
さらにエリオットは「モルモン書の読者一人ひとりが自分なりに登場人物を思い描いています。しかし実際、ニーファイ、レーマン、その他の登場人物がどのような外見だったかは問題ではありません。彼らが何を語り、彼らの言葉を聞いた皆さんが御霊を感じることが大切なのです」と続けた。
「ビデオを見た人が登場人物や描かれた物語に思いを馳せることができれば、そこにある教えをさらに深く理解し、自分のこととして受け入れ、自分の人生により良く応用することができるようになるでしょう」とメリルは話した。
「ビデオはモルモン書に書かれた言葉にさらに何かを加えることになり、そこにある教えの力を感じる助けとなるでしょう。教会はモルモン書のメッセージを全世界に伝えることを最優先に努力を続けています」とエコー・ホーク長老は語った。
新しいビデオは2016年に完成した「聖書ビデオ―イエス・キリストの生涯」と同様のもので、英語で撮影され、後に他の言語に翻訳し配布されることになる。
ビデオは新しく作られる「モルモン書ビデオYouTubeチャンネル」、LDS.org、モルモンチャンネル、そして現在使われているモルモン書アプリ、福音ライブラリーアプリで視聴が可能となる。