世界的な規模で発生している難民問題に人道的援助を提供する目的で、末日聖徒イエス・キリスト教会(LDS)は、ふたつの慈善団体に総額200万ドルの寄付をした。
末日聖徒イエス・キリスト教会の管理ビショップリック第二顧問、W・クリストファー・ワデル氏は、合衆国内で新しい人生を築こうとしている難民の救済にあたるふたつの団体、アメリカ合衆国カトリック司教協議会(USCCB)とユダヤ人救出委員会(IRC)に、難民援助のために寄付を提供した。
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USCCBへの125万ドルの寄付は、合衆国教区内80カ所にある再定住支援所に入所してきた難民を迎え、援助するために使用される。IRCへの75万ドルは、住居を追われて米国に逃れてきた難民家族の再定住初期費用として、合衆国内29の都市で使われる。
USCCB移民委員会委員長であるユセビオ・エリゾンド司教は、「難民移住と援助のために、末日聖徒イエス・キリスト教会とワデル氏がくださったサポートに非常に感謝しています。わたしたちは信仰を同じくするものとして、難民の方々がどれほどわれわれの助けを必要としているか、知っています。それゆえに、この寛大な援助は、わたしたちの奉仕の機会をひろげてくれるのです」と語った。
IRC、合衆国プログラムの上席副組織長であるジェニファー・サイメ女史は、「末日聖徒イエス・キリスト教会から得ている、長期的かつ変わらぬ援助を嬉しく思います。難民として合衆国内に行きつき、人生を立て直そうとしている人々を助けるために、LDSはわれわれにとってかけがえのないパートナーです。IRSと難民に向けられたLDSの継続的なサポートには、感謝の言葉がたえません」と語った。
末日聖徒イエス・キリスト教会は、何世紀にもわたって難民救済に尽力してきた。この数か月間は、合衆国内の難民援助のために、600万ドルを費やした。
昨年秋、教会の最高機関である大管長会は、会員たちに、地域の難民救済活動に参加、献金し、難民を助けるよう勧めた。