ニュースリリース

東京オリンピック2020―舞台裏で大会サポートを行った教会員

待望の東京オリンピック2020が2021年に開催され,世界の注目が東京に集まったが,そのオリンピックの舞台裏では,多くの教会員がボランティア,ジャーナリスト,聖火ランナー,およびその他の業務でオリンピックの参加選手や大会の運営をサポートするために働いていた。

コロナ感染者数が増加したため,聖火リレーのコース変更や日程変更が行われた。これにより,今井裕一長老など教会員は聖火リレーに参加する機会を失った。結果的に,オリンピックにボランティアとして参加する予定であった80,000人のボランティアの多くは奉仕することができなかった。そのような状況の中,新谷松恵子(おやまつけいこ)姉妹(東京在住)や入江伸光(いりえのぶあき)兄弟(大阪在住)など数名の教会員が札幌から東京の様々な会場でボランティアの奉仕をするために選ばれた。

オリンピックは世界で最も多くテレビ中継が行われるスポーツ行事である。しかし,日本政府によるコロナ感染に関するガイドラインの制限のため,限られたテレビ局のみ日本に渡航しオリンピックの取材をすることが許された。ユタ州ソルトレーク・シティーのNBC系列のKSLテレビは取材が許されたテレビ局の一つであった。その取材スタッフの一人が,カメラマンであり日本語の話せる東京北伝道部からの帰還宣教師であるオーブリー・シェーファー姉妹であった。

こうしたオリンピックの舞台裏で働いた教会員が各々オリンピックのために奉仕し大会に参加した選手やボランティアの人々と出会ったすばらしい経験に対する感謝を力強く語った。

オリンピックの五輪マークの前に立つ入江伸光兄弟(大阪在住)

入江兄弟は様々な国の選手から自分に対する感謝と日本がオリンピックを開催してくれたことに対する感謝の言葉を聞きとても感動したことを話し自分が経験したことを語った。入江兄弟は次のように述べた。「それはまるでキリストの再臨のごとく地球上のすべての人々が集合したように思えました。わたしたち一人一人は皆異なりますが,皆神の子供であるということを認識しました。神がこれらすべての人々を創造され,わたしたちは皆基本的に互いに愛し合っていることを認識し霊的にとても高められました。」

KSLのカメラマンであるユタ州ソルトレーク・シティー出身のオーブレー・クラーク・シェーファー姉妹,お台場(東京)にて。

シェーファー姉妹はKSLのチームとともに明治神宮を訪れた際,年配の女性と思いがけない会話を通して日本の人々の優しさと礼儀正しさ,および愛を思い出した経験について話した。「自分の伝道が再び始まったような気がしました。この経験ができてとてもうれしかったです。」

オリンピックの新種目,スケートボードの会場の前での新谷松恵子姉妹(東京在住),有明アーバンスポーツパークにて。

新谷松姉妹は男子ストリートスケートボードの表彰式で初代の金メダリストが日本から出たことを目の当たりできたことがいかにすばらしかったかを話した。堀米雄斗選手はこの競技で優勝した後,新谷松姉妹が立っていた会場の外に出てきた。「あれほど喜んで,みんなに『金メダルだよ。信じられる?』と言う人をこれまで見たことがありません。わたしには,彼が幸福と喜びの大きな輝くシャボン玉の中にいるように見えました。」

ラッセル・M・ネルソン大管長が最近次のように述べています。「世界中から選手たちが日本の東京に集まっています。選手やチームが金,銀,銅各メダルを目指して競い合う中にあっても,友情や敬意を互いに示すときオリンピック大会は彼らの上で光を輝かすでしょう。」実際,入江兄弟や新谷松姉妹,シェーファー姉妹をはじめ,オリンピックを舞台裏で支えてくれた何万人という人々のおかげもあり,大会はこの霊感を受けた言葉の期待に沿ったものとなりました。

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.