ニュースリリース

奉仕伝道の素晴らしさとそこから受ける祝福

世界中でキリストのような奉仕を提供する奉仕宣教師

総大会では多くの興味深く鼓舞する説教が聞けるが、統計報告の発表も楽しみの一つである。その中で、教会奉仕宣教師の数は徐々に大きな数字を示すようになってきている

2022年4月の総大会では、91,178人の専任宣教師のうち54,539人がティーチング宣教師であったが、残りの36,639人は福祉および人道奉仕宣教師である。そこには若い長老や姉妹、そしてシニアの夫婦宣教師が含まれている。現在、教会には4,018のステーク・地方部がある。つまり奉仕宣教師は末日聖徒イエス・キリスト教会が存在するこれらすべての場所で奉仕することが可能なのである。

奉仕伝道部は長年存在してきたが、最近では、よりユニークな状況に対応できるように、より高い柔軟性を持って奉仕が提供できるようになった。東京では、ウェルチ長老・姉妹が、このようにより多くの奉仕の機会についてよく知っている。ウェルチ夫妻は2021年3月に奉仕伝道指導者に召された。過去にティーチング宣教師としての経験がある二人は、伝道の業についてすでに深く理解していた。しかし現在、彼らは幅広い奉仕の業に携わる長老・姉妹たちとともに奉仕している。奉仕宣教師の1人に、サラ・アユミ・タナカ姉妹がいる。タナカ姉妹は2022年2月から、タナカ姉妹はウェルチ長老・姉妹の指導と支持のもとに奉仕している。すべての奉仕宣教師がそうであるように、タナカ姉妹は自宅にいながら自分のホームワードに出席しているが、宣教師として自分のステーク会長に対して責任を負う立場である。

奉仕宣教師として、タナカ姉妹には数々の責任があるが、そのうち2つは彼女がとても大切に思っているものである。それは子どもが学べるように手助けすることであり、彼女の最新のスケジュールには地元の図書館でブラジル人の子どもに日本語を教える奉仕が含まれている。彼女は自分のワードの本収集活動を率いて図書館へ寄付を行っている。彼女の努力により、図書館にはたくさんの子ども用書籍が確保できた。奉仕宣教師としての働きに関して、タナカ姉妹は「私にとって奉仕宣教師という召しは、イエス・キリストの愛を自然な方法で示す機会になっています。自分の才能を活かしつつ、助けを必要としている人に手を差し伸べることができます。私は主に日本語とポルトガル語の才能を使って、日本に住んでいる外国籍の方々を助けることが多いです。伝道活動の中で、沢山の人達の笑顔を見ること、感謝の言葉を聞くこと以上に大きな喜びはありません。イエス・キリストがされたように、行いによって愛を示すことで、その分たくさんの愛を感じることができます。奉仕宣教師として神の御業を進めることができていることに、心から感謝しています。私はこの召しが大好きです。この素晴らしい奉仕の機会に心から感謝しています。

カネコア長老も東京南ステークの奉仕宣教師の1人であった。彼は2021年10月、カンザス州ウィチタ伝道部から転勤してきた。彼は、新しく奉仕宣教師になる可能性のある人を訪問することから、ハンディのある子どもたちにセミナリーを教えるなど、さまざまな奉仕を行った。スペシャル・ビューティ活動を通してダウン症児にZoomを使って基礎英語を教えたり、ミスユニバース日本代表が養護施設に洋服を配達する手助けをしたこともある。ティーチング伝道と奉仕伝道に何らかの違いがあるかを尋ねられると、カネコア長老は「奉仕宣教師プログラムは奇跡です。わたしのスケジュールは、わたしの特殊なニーズに合った形で作られ計画されました。これは、主がわたしの生活を完全に理解しておられ、主がたくさんの憐れみをわたしにくださっていることをまさしく証しするものです。奉仕伝道には、高潔さ、そして主、伝道指導者、両親に対する正直さが求められるだけでなく、自分自身にも正直であることが求められます。日々、困難に遭ったとしても、真正面からそれに向き合えば、またわたしが主を信頼し信仰を持てば、数えきれない祝福がありました。わたしは、主が奉仕伝道もティーチング伝道も、主の名のもとに同じであるとみなされていると確信しています。両方ともに神が認められた伝道であり、伝道は本当にわたしの霊を満たすものです。

ウェルチ長老・姉妹は伝道の業に対し強い情熱を持っているが、それ以上に、キリストのように毎日無私の奉仕を提供する個人に対して熱い思いを持っている。ウェルチ夫妻の伝道活動のほとんどは、ステーク内の奉仕伝道の機会について教会指導者らを教育することにある。指導者らは、若い長老・姉妹、そしてシニア夫婦が奉仕伝道という機会に与ることができることに気が付いていないことが多いという。ウェルチ夫妻は、伝道に出ることができないと考えていた多くの人々に、ティーチング宣教師と同じように栄誉ある奉仕宣教師として働く道があることをもっと広く伝える必要があるという。

ウェルチ長老・姉妹はこの伝道の業に対する愛と証を次のように表現する。「伝道に出られないと思っている若い男性と女性は多くいます。でも、奉仕伝道を考えることで、奉仕の機会を得ることができる可能性があります。初めて、伝道の可能性を考える時、宣教師とその家族に約束されたすべての祝福を受けることができると考えることができます。身体的または感情的な障害がある人でも、奉仕伝道をすることで隣人に奉仕する中で自分の価値を感じることができます。恥ずかしがりの人や、親の同伴なしに外出したことのない人にも、成長しヤングアダルトとしての人生を前進する機会が与えられることになりました。学べば困難なこともできるようになります。若い人々が試練に直面しながらも、自分の能力を用いて宣教師として無私の奉仕を行うことで褒美を得るという経験ができます。それを目にすることができるのは、わたしたちにとって祝福です。奉仕宣教師は、自分たちができる最良の方法で主に奉仕する機会です。そして、それは『神に仕えたいと望むならば、その業に召されている(教義と聖約4:3)』という主の約束を成就するものでもあるのです。」

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