神殿・家族歴史にかかわるツールが,近年シンプルで分かりやすいものに作り変えられている。それを案内するのが、ウェブサイト「何に焦点を当てると良いでしょうか」である。
神殿・家族歴史相談員の目的は,人々が神殿・家族歴史に携わることにより,「キリストのもとに来る」のを助けることであると,簡潔に説明されている。
そこではたった4つのステップが示される。
ステップ1:救い主から始める─「人々を助ける際,救い主について話すこと,神殿とその業における主の役割について話すのは良いことです。救い主がいなければ,わたしたちが家族として永遠に結ばれることはないからです。」(教会本部家族歴史部職員:デビン・アシュビー兄弟のコメント)
ステップ2:「準備ができている儀式」を使う─簡単な操作で神殿へ持っていく名前を準備することができるツール。携帯アプリからも操作可能。
ステップ3:自分のファミリーツリーを築く─以前に比べ,家系図に容易に名前を追加できるようになったほか,進捗状況なども表示可能となった。
ステップ4:「自分が知っていることを記録する」─写真やストーリー,音声等の記録をファミリーサーチ上の「思い出」ツールに残すことができる。携帯アプリからも操作可能。
2024年10月18日に東京神殿別館で開かれた「家族歴史エリアワイド・ディボーショナル」では、家族歴史担当七十人のK・ブレット・ナットレス長老が登壇した。
ナットレス長老は、神殿・家族歴史相談員が、家族歴史ツールに関してあまりに多くを教えようとする傾向を心配する。「自分にはできない」と感じて人々が背を向けてしまうようでは本末転倒だ。
「全会員が『準備ができている儀式』を使えるようになったら,それは大成功です」とナットレス長老は訴える。「教えすぎることのないようにしてください。的を絞ることで,最大の効果を得られるのです。」
また、アジア北地域会長のジョン・A・マキューン長老はこう話す。「わたしたちは,自分自身が驚くべきストーリーを持っているとは思わないかもしれません。しかし,子供たち,孫たち,ひ孫たちは,わたしたちのことを知りたいと思っているのです。」シンプルな写真や簡単な録音をファミリーサーチの「思い出」ツールに記録するようマキューン長老は勧める。「準備ができている儀式」を使い,「思い出」を記録できるよう人々を助けるなら,「大変な成功を収めることになる」と約束した。◆
「準備ができている儀式」の使い方(携帯アプリの場合)
①ファミリーツリーのアプリにアクセスする
②下部にある「神殿」のアイコンをクリックする
③「準備ができている儀式」ボタンをクリックする
④性別を選択後,儀式(「エンダウメント」など)を選択する
⑤「儀式を必要としている個人を見る」をクリックし,検索結果を表示する
※自分の家系図→ワードの家系図→ステークの家系図……と順に検索がかけられ,必ず誰かの名前が見つかるように設定されている。「個人の表示」をクリックすると詳細情報を確認可能。
⑥「続ける」をクリックし,表示されるQRコードを保存する
→「写真に保存する」を選んだ場合,神殿でコードをスキャンし,カードを印刷してもらう
→「カードを印刷する」を選んだ場合,自宅その他でカードを印刷して持参する
⑦「神殿の予約を入れる」をクリックし,実際に儀式を受けられるようにする
●ダウンロード可能なリソース—教会堂に掲示できるチラシや訓練の際に活用できるプレゼンテーション,神殿・家族歴史活動の祝福を約束する動画など。このウェブサイトの「そのほかのリソース」欄では,さらに情報を得たいと望む人々が様々なリソースにアクセスできるようになっている。