肌寒い2024年10月19日(土)の午前中、桐生ステークの会員と友人たちはユニークで心温まるイベントである「桐生ステーク家族歴史フェア」に参加するために地元の集会所に集った。この家族歴史フェアは午前10時から午後12時までの時間帯で開催され、その目的は神殿・家族歴史への理解を深めるだけではなく、コミュニティーの温かい雰囲気を培うためでもあった。このフェアでは、参加者が自分の先祖をより身近に感じるとともに、ステーク内の結束を強めるための活動や洞察が提供された。
このイベントは霊を鼓舞するプレゼンテーションで始まり、敬虔かつ活気に満ちた雰囲気を醸し出した。話者は家族歴史の業がいかに自分たちの人生を豊かにし、既になくなった人々も含め、自分の愛する人々との永続するつながりを形成できたかについて個人の証を分かち合った。これらのプレゼンテーションは、家族歴史は単に記録を集めるだけのものではなく、世代をまたぐ絆を築くとともに神殿の儀式を受けるために名前を準備すること、つまり、人々が自分たちの先祖のために霊的な祝福をもたらすことを可能にする神聖な業であることを強調するものであった。話者たちが神殿・家族歴史の業に対して情熱を持っていることは明らかであった。そして、参加者たちは自分たちの家族歴史をさらに探求したいと啓発を受けた。
プレゼンテーションの後、参加者たちは集会所の中と外で行われた様々な参加型の活動に参加するよう勧めを受けた。写真のストーリーを紹介するブースは、若い参加者たちを魅了するとともに、年配者にとっては思い出を思い起こす機会となり、すべての人にとって、各世代をつなぐうえでストーリーを語り継ぐことは永遠の価値があることを思い起こす機会となった。これらの活動は、家族歴史が系図探求に限定されるものではなく、それはまた、今日のわたしたちを形成してきた家族の伝統やストーリーを保存し、追体験することでもあるという概念を強調した。
このフェアの他に類を見ないハイライトは、世界最大の家族歴史カンファレンスであるルーツテックに参加した姉妹たちから話を聞いたことである。世界中から家族歴史の熱心な研究家たちが集ったこのルーツテックでの彼女たちの経験談は、桐生ステークに家族歴史をさらに前進させようという気持ちを注ぎ込んだ。この姉妹たちは、デジタル式の記録保存やファミリーサーチツールを含め、最新のテクノロジーによりかつてないほど容易に、家族歴史の研究、文書化、および保存ができるようになっていることについて話をした。彼女たちの経験は情報を提供するだけでなく、参加者にツールとしてテクノロジーを活用し、自分たちの家族歴史研究をさらに進め、神殿の儀式を受けるために家族ネームを準備する動機付けとなった。
桐生ステークの多様性を考慮して、外国人やその他家族歴史においてガイダンスを必要としている人々を支援するための特別な取り組みも行われた。ボランティアが待機して、家族歴史に初めて接する人々や地元の記録や慣習に馴染みのない人々を助けた。この支援を通じて、このイベントは、家族歴史は、だれでも参加できる取り組みであり、様々な背景を持つ人々がともに集い、自分たちの独自の受け継ぎを祝い、尊ぶものであることを強調した。そして、それは、教会は手を差し伸べ、国籍や言語に関わりなく、すべての人が歓迎されており、この神聖な業に参加できるよう助けを受けられると感じるようにするという決意をしていることの証拠であった。
このイベントを温かい雰囲気で終えるにあたり、参加した家族は、それぞれの自分の郷土料理を持ち寄り、教会堂は、おいしい食べ物の香りと活発な会話に満ちた集いの場となった。それぞれの料理は料理を準備した家族の受け継ぎを反映したものであり、この家族歴史フェアに深い個人的な要素も加味するものとなった。それは、単なる料理ではなく、伝統が織り込まれたものであり、各料理はそれを愛情込めて作った人々のストーリーと歴史を表すものでもあった。イベントの最後に食事を囲んで集まったことで、参加者に家族の食事の思い出や代々受け継がれてきたレシピやこの料理を生み出した愛する人々についての思い出を分かち合いやすい機会となった。
参加者にとって、桐生ステークの家族歴史フェアは単なるイベント以上の意味のあるものであった。それは神殿家族歴史の業の神髄に向かうための旅であった。この日のイベントは参加者全員に霊的に高められ、つながり、そして自分の家族歴史に熱心に引き続き取り組みたいという気持ちを残した。スピードが速く、繋がりが薄れている世の中にあって、この家族歴史フェアは、世代間の架け橋を築き、わたしたちを先祖と子孫により近づける神殿家族歴史の業の力について思い起こす機会となった。
桐生ステークの家族歴史フェアは、家族を大切にし、希望、つながり、および癒しをもたらす神殿の業を支援するという教会の使命を見事に反映するものであった。家族歴史フェアを終えて帰る際、多くの参加者は、楽しくかつ神聖な方法で家族を一緒にするこの業をつづけたいと霊的に鼓舞され、神殿儀式を受けるために家族の名前を探し準備をすることについてワクワクした気持ちを見せながら会場を後にした。