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ニュースリリース

「人間の尊厳カンファレンス」がブリガムヤング大学ハワイ校にて開催

アジアの学識経験者が集結、討論会に参加

記事:ブリガムヤング大学ハワイ校ソーシャルメディアマネージャー エリース・ミッチェル

「人間の尊厳」に関するアジア人の視点を学ぶカンファレンスは他にない独特のカンファレンスであり,ブリガム・ヤング大学ハワイ校がブリガム・ヤング大学法科大学院の法律・宗教国際センターと協力して行っている「信教の自由と人間の尊厳 (RFHD)イニシアティブ」の主催で開催された。

このカンファレンスは,国連が「世界人権宣言」(UDHR)を採択してから75周年を迎えた記念として開催された。二日間にわたり,学者たちがBYUハワイ校に集結し,アジア各国を代表する人間の尊厳について見識のある学者たちからグローバルな見方を引き出しながら,人間の尊厳について様々な意見を交換した。

中国,インドネシア,ベトナム,モンゴル,バングラデシュをはじめ,多くの国の代表者たちが集まり,人間の尊厳の多面的な観念についての様々なプレゼンテーションや討論に参加した。カンファレンスの参加者たちは,意見や洞察を交換し,視点を広げるとともにそうした意見や洞察を自分たちの国において応用することを目指して参加した。

学生や職員,および近隣の地域社会の住民もこのイベントに招待され,独特の物の見方や討論に接する機会を得た。RFHDイニシアティブの学生フェローは,カンファレンスの計画から実行に携わり,より身近で観察する機会を得た。学生フェローのリーダーであり,政治学専攻で,カリフォルニア州オークランド出身のファヒナ・ライウティは,このカンファレンスの準備に多く携わった学生の一人であった。

その経験から,彼女は次のように話した。「〔人々〕は異なる点よりも同じような点が多いことをわたしは学びました。出身地がどこであろうと,だれもが人間としての尊厳があります。どこが出身地であろうと,わたしたちは皆問題を抱えています。しかし,解決方法があります!」彼女は,続けて,自分の育った文化や環境から培った知識と他の人々の新しい見方を組み合わせることですべての人々がそうした問題に対する新たな解決方法を生み出したり,見つけ出したりすることが可能となると説明した。

ラウティは,このカンファレンスに価値を見出し,世の中に対して,どのように肯定的な影響を与えることができるかさらに洞察を得た多くの学生の一人にすぎない。彼女は次のように付け加えた。「人間の尊厳について,世界のあらゆる場所で議論されていることをわたしは学びました。それは,人種,文化,国籍,あるいは宗教に関係なく,多くの人々にとって重要な問題です。」

また,ラウティはこのイベントで思い出に残っている一つは,学生ボランティアと一緒に働いたことであることを分かち合いながら,次のように話した。「わたしは多くの代表者と話をしましたが,彼らは,ここ,BYUハワイ校の学生は,思いやり深く,もてなしの心があり,思慮深いと話してくれました。多くの人がわたしたち学生に感銘を受けました。わたしはそのことをとても誇りに思います!」

インドネシア出身で3年生のクリスタル・タニアは,インドネシア語とマレー語の学生通訳のボランティアを務めた。コミュニケーション,メディア,および文化を専攻するタニアは次のように話した。「このカンファレンスに参加したことで,これまで自分がほとんど知らなかった分野に関する視野が広がりました。……〔そして〕各国において,名前や概念や慣行は異なっても,皆,人間の尊厳と信教の自由を推進するという一つの目的に向かって努力しています。」

タニアはまた,カンファレンスのアジェンダとカンファレンスが学生たちに提供してくれた機会に感謝した。彼女はさらに次のように説明した。「このカンファレンスを通して,わたしはネットワーキングのスキルを向上させることができ,アジアの国だけでなく,欧州各国や合衆国の各州の影響力ある人々に出会いました。」彼女は次のように付け加えた。「学者としての高いステータスやこの議題に関する深い知見を持っているにもかかわらず,彼らはとても堅実で,わたしたちの研究やBYUハワイ校の学生としての個人の経験に対して純粋に興味を示してくれました。」

全体として,このカンファレンスは出席者に影響を与え,次の課題に答える助けとなった。「わたしたちは,人類共通の価値として人間の尊厳をどのようにさらに尊重することができるだろうか。」カンファレンスでのプレゼンテーションは1冊の本にまとめられる予定である。その本が入手可能になれば,この記念となる本は,世界規模で,人間の尊厳と信教の自由を向上させることに努めている国々にとって役立つものとなり得る。

RFHD学生委員会(BYUハワイ校の学生フェローで構成されている)は,学生,卒業生,およびボランティアをイベントやカンファレンスおよびリサーチを通して,教化することにより信教の自由と人間の尊厳の保護を広めていくというイニシアティブの使命を達成するために邁進している。

アジア北地域からは,韓国のハンマウム・セウォン,慶応大学の樫尾直樹博士,モンゴル・国立科学アカデミーのバタア博士が地域の代表として参加した。

写真:カミール・ジョベネス

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