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「We’re ONE」と語るのは、日本沖縄軍人地方部会長であるフランシス会長。この言葉には、さまざまな想いが込められている。
2024年12月14日(土)と15日(日)、沖縄ワードで「キリスト誕生物語と音楽の夕べ」が開催された。このイベントは2020年のコロナ禍において、密を避けつつクリスマスを祝う方法を模索した結果として始まり、今年で4回目を迎えた。主催は日本沖縄軍人地方部と日本沖縄ステーク。地域住民にも広く声をかけ、展示品の提供や音楽発表への参加を募るなど、地域全体での協力が感じられる催しとなった。
世界18ヵ国からのキリスト誕生物語の展示
会場には、世界18ヵ国から集められたキリスト誕生物語の展示品や、クリスマスツリーのオーナメントを含む200点以上の品々が並び、訪れた人々の目を楽しませた。
参加者からは「イエス様の誕生を世界各地で祝っている様子が伝わってきた」「各国の特徴が反映されていて非常に興味深かった」といった感想が寄せられた。また、書道の掛け軸の展示も行われ、ある来場者は「キリストについて考えながら何十枚も練習したその経験が人生に与えた影響を思い返すと感慨深い」と語った。
また今回は、見事な絵画によるキリスト降誕ディスプレイも初めて展示された。 多くの家族や個人が、ライブ演出の降誕祭の場面演出に参加し、写真撮影スポットとして大人気だった。 新たに設けられた子供用のエリアには、キリスト降誕を描写した絵が飾られ、多くの子供たちで賑わっていた。 さらに、多くの来場者が沖縄神殿前の大きなキリスト降誕像を楽しみ、何人かの来場者は、これが一番好きな展示物だと喜んでいた。
音楽ステージに広がるクリスマスの響き
ステージでは午後3時から午後7時まで、2日間で計40組がクリスマスにちなんだ曲を披露。個人や家族、楽器演奏をきっかけに集まった有志グループのほか、日曜日には米軍基地内のMilitary Base High School Choirや、グアムのカトリック教会のクワイヤーも出演し、ギター、ピアノ、バイオリン、ハープなど多彩な楽器による演奏が会場を盛り上げた。
青少年によるキリスト降誕劇と心温まる贈り物
会場入り口では、青少年たちによるキリスト降誕劇が来場者を迎えた。その愛らしさに足を止め、写真を撮る人が続出。30分ごとの交代で、2日間を通して来場者を迎えた。
さらに、帰り際にはクリスマスツリーやスノーマンを模したクッキーが用意され、土曜日は先着400枚、日曜日には500枚が配られた。
来場者の声に宿るクリスマスの精神
来場者たちは「初めて参加した。ずっと来たかった」「感謝や愛をいっぱい感じた」「多くの人々が御子の誕生ををお祝いしている様子に神様も喜んでいると思う」と口々に語り、クリスマスの精神を肌で感じた特別な時間となった。
最終的に、参加人数は演奏者やボランティアを合わせると約1,200人にのぼった。日本人の来場者の多くはラジオ沖縄のラジオ広告でこの展示を知り、アメリカ人の来場者の多くは、ソーシャルメディアでこのイベントを知ったようだった。この成果について主催者は「私たちは、イベント直前の2週間、1週間あたり30ドルのソーシャルメディア広告費を支払いました。」と語った。
地域とともに祝うこのイベントは、クリスマスの意味を再確認し、愛と感謝を共有する場として、多くの人々に喜びをもたらしている。