2024年12月14-15日、日本金沢ステークを担当する地域七十人今井裕一長老と日本金沢ステーク吉田達弥会長は、七尾市を中心に行なってきた災害・人道支援活動のためにご協力をいただいた方々に、能登半島地震における末日聖徒イエス・キリスト教会の支援活動について、金沢ステークセンター、七尾市内の複数の場所において報告を行った。
教会は、1月3日初めて現地にコミュニケーション評議会のメンバーを派遣し、霊感を受け指名されたオピニオンリーダーの市議会議員(当時)木戸奈諸美(きどなおみ)さんとのつながりからすべてのボランティア活動が始まった。その広がりは、同市ボランティアセンター、同市漁業協同組合、複数の避難所、神社・寺院などにご縁がつながり、人道支援、生業支援、ボランティア活動、またその後のシングルマザーの支援まで、この一年非常に多く関わる機会に預かった。
報告会の席では、日本金沢ステークコミュニケーションディレクターの高瀬満兄弟から、金沢ステークが中心に行なってきたボランティア活動の状況、今年ほぼ毎週行ってきた34件の活動、その他シングルマザーへの支援活動、更に過去のアルコール消毒液の配布、子ども向け学習支援活動、豪雨災害支援活動など一つ一つの活動が報告された。また、同席した自立支援福祉部職員の落合淳兄弟からは、全世界的支援の体制、総合的な能登半島地震・輪島市豪雨災害に対する全国からの支援活動の内容などが報告された。
会場に参加していた方からは、「はじめは、キリスト教会さんが神社を支援していただけると言われたが、どのようにお付き合いしてよいのかがわからなかった。それでも、困っているときはお互い様と思い、神社を管理している自治会役員に相談してみた。はじめは不信感でいっぱいでした。けれども、『教会さんの暖かいお申し出に甘えようではないか』と熱烈に訴え、皆さんの了解を得ました。今振り返ってみて、それは正解だったと思います。」とお話しいただいた。また、別の方は、「この人たちは、ボランティア活動をさせていただけますかって言うんですよ。普通は、ボランティア活動に来ましたと上から話す方々多いのですが、この人たちは違ったんですよ。この人たちは本物だと思いました。」と力強く集まった人々に力説していた。
今回の金沢ステークの皆さんの注目すべき点について、落合兄弟は次のように語りました。「これまでは、教会が様々な団体等に支援をすると、その後がなかなか続かないのです。けれども、今回金沢ステークの皆さんは、積極的に、そして継続的に、ボランティア活動、その他の支援活動を地元として継続してくださっています。これは、これまでとは違い管理本部と地元ステークの新しい協力方法なのかもしれません。」
さらに、全国コミュニケーション評議会は、今回お世話になった方々にクリスマスカードを発送し、イエスキリストの愛を届け、一日も早い復旧・復興を願った。
奥能登と言われる輪島市、珠洲市、能都町、穴水町では、復旧が進まず、不便な生活を強いられている中、夏には豪雨災害も重なり、教会の支援もその方向に少しずつ移行しているが、教会の支部がある七尾市内もまだまた復旧途上である。「1年が経つこの時期になって、改めて被災した七尾支部の会員のために、能登半島の被災者のために、皆様の愛を示し、祈りを捧げ、信仰を行動で示していただきたいと思います。