「会員ツール」アプリに新しい機能が追加され,成人クラスの教師と書記が出席簿を作成し,記録するのが容易となる。
末日聖徒イエス・キリスト教会のモバイルアプリである「会員ツール」は,47の言語で利用可能である。「会員ツール」は,末日聖徒が自分の召しを果たし,神殿で奉仕し,ほかの教会員とつながりを持つことなど,すべて行うことができるアプリである。このアプリには,ワードとステークのカレンダーや住所録,集会所検索,神殿および伝道活動のためのツールなどが含まれている。
「会員ツール」製品マネージャーであるジャスティン・クレブスによれば,「会員ツール」ユーザーのうち6人に1人が教師である。2023年1月より,教師はアプリを使って,自分のクラスに所属する生徒のリストを見て,地図で彼らの住所を確認し,メッセージを送ることができるようになっている。
日曜学校,初等協会,若い女性,アロン神権定員会,扶助協会および長老定員会の成人教師と書記は,アプリ内でクラスメンバーの出席状況を簡単に入力できるようになったため,出席簿を紙面で管理する必要がなくなる。
中央日曜学校会長会は,この出席機能によって教師がクラスの一人一人を引き続きミニスタリングする助けになることを願っている。
「出席を記録するこの新しい機能は,教師であるわたしたち全員にとって大きな祝福となるでしょう」と中央日曜学校会長会のマーク・L・ペイス会長は語る。「これにより,教師はクラスの生徒にもっと注意を払えるようになるのです。生徒に気を配るとき,より個人的な方法でミニスタリングを行うことができます。ミニスタリングとレッスンが合わさることで,わたしたちはクラスの一人一人を祝福し,支えることができます。」
出席を入力するには,メニューから「報告書」を選択し,それから「クラスと定員会への出席状況」を選択する。クラス参加者それぞれの出席した日に印を付ける。
昨年行われたクラスリスト機能のリリースに伴い,日曜学校青少年クラスのある教師が,「会員ツール」アプリを使って,彼女の新しいクラスにだれがいて,どこに住んでいるのかを確認した。彼女はクラスメンバーとその両親を訪問し,彼らについて知り,クラスへの参加の度合いに関する彼らの希望を知り,また,彼女が彼らを気にかけていることを知らせた。すでに自然な方法で生徒にミニスタリングを始めていたことにより,生徒は気楽にレッスンに参加することができた。この教師は「会員ツール」の情報を用いてクラスの参加者に手を差し伸べ,レッスンや活動に出席するよう招いている。
教師がクラスの出席状況を記録すると,この情報は四半期報告書に自動的に追加され,各四半期に報告書をまとめて提出するワード書記の仕事の負担が減る。
「会員ツール」5.0の新しい機能
AndroidおよびiOS機器で2024年3月より利用可能となる「会員ツール」5.0では,クラスの出席状況のタイルがホーム画面に表示され,1タップで出席状況の画面に行けるようになる。新しいホーム画面は,「福音ライブラリー」アプリの「ホーム」画面に似た,カスタマイズ可能なタイル表示となり,ツールへのより迅速なアクセスを提供する。バージョン5.0には,機能の使い方を学ぶためのより良いヘルプオプションがあり,指導者や書記が報告書を見たり記録を管理するアクセスが改善されている。
開発者は,機能を改善し続けるために,ユーザーからのフィードバックやアイデアを常に求めている。コメントを送るには,アプリのメニューから「ヘルプ」オプションを選択し,それから「フィードバックを送る」を選択する。