末日聖徒イエス・キリスト教会石巻支部の薄井正宗長老と薄井美恵子姉妹は、長年にわたり教会で奉仕を続けている。しかし、田中信吉支部会長が彼らにシニア奉仕宣教師としての召しについて話をしたとき、すでに薄井長老は田中支部長の顧問として、薄井姉妹は支部の扶助協会会長として召しを果たしていたため、彼らは驚きを隠せなかった。
田中支部長は、彼らは週に8時間奉仕するだけで、今の召しはそのまま続けてもらうことを伝えた。そして、そのアサイメントは2年間というものであった。当初、薄井夫妻は不安を感じていたが、この奉仕の機会が大きな喜びをもたらすことがわかり、今では充実した日々を送っている。
薄井姉妹はファミリーサーチの手助けをし、お休み会員を訪問することで特別な絆を築き、友人を教会に招待することもできたという。薄井長老は若い専任宣教師とともに働き、スポーツ活動を計画することを楽しんでいるという。公園や大学の近くで過ごす時間があることで、新しい友人を作り、活動に参加するように招待することもできた。薄井長老は特にソフトボールが大好きで、数年前には地元に移住してきた震災・津波被害者への支援のためにソフトボールチームを作ったほどである。
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シニア奉仕宣教師として働き始めて16カ月になるが、薄井夫妻は宣教師としての奉仕に携わる中で多くの祝福と奇跡を目にしてきた。ある特別な経験としては、ソフトボールの試合のために借りたスポーツ公園に雑草が目立っていたときであった。教会員、宣教師、友人たちが雑草を取り除くために集まり、公園で試合ができるように準備した。その時の様子が地元の新聞に掲載されたおかげで、薄井長老は地元のラジオ局に招かれ話をすることもできた。この放送によって多くの人が試合を見に来るようになり、チームに参加する人も増えた。友情が芽生え、教会で福音についてもっと学びませんかという招待が受け入れられた。
予期しなかった祝福として薄井長老・姉妹は、宣教師として一緒に働くときに自分たち夫婦の関係が強められていると感じているといい、特にこれについて感謝しているという。また、薄井長老は宣教師の名札を付けられることを光栄に思い、嬉しいという。薄井姉妹は若い頃、専任宣教師として福岡で働いたことがあったが、薄井長老は結婚したのがバプテスマを受けてすぐだったため、若い頃に伝道に出る機会がなかった。薄井長老は現在、宣教師として働けることに感謝しているという。
夫婦として奉仕することを考えている人々へのアドバイスとして、薄井夫妻は「是非やってください!」と勧める。無理することなく最善を尽くして、専任宣教師として、またステーク、ワード・支部からの奉仕のリクエストに応えてくださいと彼らは語る。
夫婦や独身のシニアが奉仕できる機会はさまざまある。2023年10月の総大会でロナルド・ラズバンド長老が述べたように、「伝道地に行けば、多種多様の機会が待ち受けています。伝道本部や神殿で奉仕もできれば、若い宣教師を強めたり、小さな支部を鼓舞させたり、ファミリーサーチセンターや教会史跡で奉仕したり、インスティテュートで教えたり、人道支援をしたり、若い人々と一緒に働いたり、雇用センターや教会の農場を助けたりすることもできます。」伝道の機会についてもっと知りたい人は、ビショップに連絡すればよい。「シニア宣教師」というウェブサイトで提供されている情報の閲覧も可能である。