ニュースリリース

イエス・キリスト教会,新たに20の神殿を建設する

新しい主の宮が13の国々に

末日聖徒イエス・キリスト教会は,今後数年のうちに,新たに20の主の宮を建設する。ラッセル・M・ネルソン大管長は,山岳部夏時間(MDT) 2023年10月1日(日曜日)に行われた半期総大会の最後の部会の,事前収録された話の中でこの発表を行った。

神殿は,以下の場所に建設される予定である。

· サモア,サバイイ

· ハワイ州カフルイ

· アラスカ州フェアバンクス

· ワシントン州バンクーバー

· コロラド州コロラド・スプリングズ

· オクラホマ州タルサ

· バージニア州ロアノーク

· メキシコ,カンクン

· ペルー,ピウラ

· ペルー,フアンカヨ

· チリ,ビニャ・デル・マール

· ブラジル・ゴイアニア

· ブラジル,ジョアンペソア

· ガーナ,ケープ・コースト

· ナイジェリア,カラバル

· アンゴラ,ルアンダ

· コンゴ民主共和国,ムブジマイ

· フィリピン,ラオアグ

· 日本,大阪

· モンゴル,ウランバートル

「もっと多くの時間を神殿で過ごすことが信仰を築きます。そして,神殿で奉仕し,礼拝することが,日の栄えの考えを抱く助けになるのです」と語る預言者は,2018年以降,153の新しい神殿を発表してきた。「神殿は啓示の場です。そこで,日の栄えの生活に向かって成長する方法が示されます。そこで,救い主にさらに近づき,より大きな主の力にあずかります。そこで,人生の課題や最も複雑な問題を解決するための導きを受けます。神殿の儀式と聖約には,永遠の重要性があります。……主は,わたしたちが日の栄えの考えを抱けるようにするために,これらの神殿の建設を指示しておられます。」

今回は,教会史上,一度に発表された神殿の数が2番目に多かった。1998年4月の総大会で,当時大管長だったゴードン・B・ヒンクレー(1910-2008年)が,特定の場所は挙げていないものの,32の新しい神殿を建設すると発表した。また2021年4月,ネルソン大管長が20の新しい神殿の建設計画を発表した。

イエス・キリスト教会には現在,稼働中の神殿が177,建設中または改修中の神殿が59,計画および設計段階にある神殿が99,合わせて335の主の宮がある。詳しくは,公式の神殿リストを参照

ネルソン大管長が発表した各神殿の地域におけるイエス・キリスト教会の様子について以下に学ぶ。

サモア,サバイイ

サモア・サバイイ神殿は,サモアに建てられる2番目の主の宮となる。サモア・アピア神殿は,1983年に初めて奉献された。神殿は火事の後,2003年に再建され,2005年に再奉献された。サモアには8万5000人以上の末日聖徒が住んでいる。アメリカ領サモア・パゴパゴ神殿は現在,近隣のアメリカ領サモアで建設中である。 サモア独立国のファアメ・ナオミ・マタアファ首相は,2023年9月下旬にソルトレーク・シティーを訪れ,大管長会と会談した。

ハワイ州カフルイ

これはマウイ島で最初の神殿となる。ハワイ州には教会所有の学校(BYUハワイ校),そのほか2つの神殿とポリネシア・カルチャー・センターがある。現在大規模な改修工事が行われているハワイ州コナ神殿は,2000年に奉献されており,ハワイ州ライエ神殿は1919年に奉献された。末日聖徒の宣教師が初めてハワイに着いたのは1850年のことである。現在,約145の集会所に7万5000人近くの教会員が集っているが,そのうちマウイ島には4500人以上の会員がいる。カフルイは,ラハイナから東に約25マイル

(約40キロ)離れた所に位置し,8月には壊滅的な山火事が地域を飲み込み,多くの人名が失われた。教会は,救援活動を支援するため多くの物資を提供している。

アラスカ州フェアバンクス

これは,アラスカ州アンカレジ神殿に次ぐ,アラスカで2番目の神殿となる。州の東中央部に位置する町フェアバンクスは,州内で2番目に人口が多い。アラスカ州では,約3万5000人の末日聖徒が80以上の集会所に集っている。1月,教会の大管長会はアラスカ州アンカレジ神殿が2024年初めに再建されることを発表した。現在集会所として使用されている土地に,かなり大きなサイズの神殿が建つ予定である。既存のアラスカ州アンカレジ神殿は,改修工事中も開館している。

ワシントン州バンクーバー

合衆国の太平洋北西部に位置するワシントン州で6番目の神殿となり,2番目の神殿は大都市ポートランドにある。稼働中の神殿にはワシントン州コロンビアリバー神殿ワシントン州シアトル神殿ワシントン州スポケーン神殿そして9月に奉献されたばかりのワシントン州モーゼスレーク神殿がある。2022年10月には,ワシントン州タコマ神殿の建設が発表された。ワシントン州には,489の集会所に28万人以上の末日聖徒が集う。

コロラド州コロラド・スプリングズ

これは,コロラド州で4番目の神殿になる。コロラド・スプリングズは州内で2番目に人口が多い。コロラド州で稼働中の神殿は,コロラド州デンバー神殿とコロラド州フォートコリンズ神殿である。コロラド州グランドジャンクション神殿は建設中である。合衆国の西部山間部に位置するコロラド州には,310の集会所に15万人近くの末日聖徒が集っている。コロラド州における教会の最初の集会所は,地域に伝道部が設立されてから1年後の1897年1月に組織された。

オクラホマ州タルサ

オクラホマ州タルサ神殿は,同州で2番目の神殿となる。オクラホマ州オクラホマシティー神殿は2000年に奉献され,2019年に再奉献された。合衆国のグレートプレーンズに位置するオクラホマ州には,約90の集会所に5万人以上の末日聖徒が集う。オクラホマ州における最初の集会所は,1892年に建設された。タルサはオクラホマ州北東部に位置し,州内で2番目に大きな都市である。

バージニア州ロアノーク

バージニア州ロアノーク神殿は,同州で3番目の神殿となる。バージニア州リッチモンド神殿は,2023年5月7日に大管長会のダリン・H・オークス管長により奉献された合衆国の東海岸の一部であるバージニア州には,210以上の集会所に,9万7000人以上の

末日聖徒が集っている。ロアノークは,合衆国バージニア州南西のブルーリッジ山脈に位置する町である。バージニア州ウィンチェスター神殿は,2023年4月に建設が発表された。

メキシコ,カンクン

カンクンは,メキシコのユカタン半島の東海岸に位置し,100万人以上の人口を抱える主要都市圏である。この神殿は,キンタナロー州に初めて建てられる神殿となる。メキシコ・カンクン神殿は,国内で24番目の主の宮となる。メキシコにある奉献された神殿は,シウダーフアレス,コロニアフアレス,グアダラハラ,エルモシージョ,メリダ,メキシコシティー,モンテレー,オアハカ,タンピコ,ティフアナ,トゥストラグティエレス,ベラクルスとビヤエルモサにある。クエルナバカクリアカン,メキシコシティー・ベネメリト,パチューカ,プエブラ,ケレタロ,サン・ルイス・ポトシ,トルーカ,トレオンそしてトゥーラにも建設中の神殿,あるいは建設計画が発表された神殿がある。メキシコは,1800以上の集会所に150万近くの末日聖徒が集っている。メキシコで伝道活動が始まったのは1875年のことである。

ペルー,ピウラ

ピウラは,ペルー北西部にあるピウラ地域の首都である。ペルー・ピウラ神殿は,その地域で最初の主の宮となる。ペルーは,775以上の集会所におよそ63万人の末日聖徒が集っている。ペルー・ピウラ神殿は,ペルーで8番目の主の宮となる。そのほかすでに発表され,国内で建設中または稼働中である神殿には,ペルー・アレキパ神殿,ペルー・チクラヨ神殿,ペルー・クスコ神殿,ペルー・イキトス神殿,ペルー・リマ神殿,ペルー・リマ・ロスオリボス神殿,ペルー・トルヒーヨ神殿が含まれる。

ペルー,フアンカヨ

ペルー・フアンカヨ神殿は,この地域で最初の主の宮となり,国内では9番目の神殿となる。フアンカヨの町の名前はケチュア語で「地の岩」を意味する。フアンカヨは,リマの東約190マイル(約300キロ)にあるペルー高地にあり,フニン地区の首都である。最初の宣教師が同国に足を踏み入れたのは,1956年のことであった。

チリ,ビニャ・デル・マール

ビニャ・デル・マールは,チリで4番目に大きな都市で,人口は約30万人である。チリの中央海岸にあるバルパライソ地域の大都市の一部である。これは,バルパライソ地域における最初の神殿となる。ビニャ・デル・マールの神殿は,国内で5番目の主の宮となる。南アメリカのスペイン語圏の最初の神殿は,1983年にサンティアゴで奉献された。チリで稼働中,建設中または建設計画が発表されたそのほかの3つの神殿は,アントファガスタ,コンセプシオン,サンティアゴ西である。 教会の初期の指導者の一人が1851年に伝道して以来,チリでは約575の集会所に,60万人以上の末日聖徒が集うようになった。1960年にコンセプシオンとバルディビアで地震が起きて以降,教会員は国が自然災害から復興するのを助けるために人道支援を提供してきた。2004年,チリ政府は,貧困と闘う教会の役割を認めた。

ブラジル・ゴイアニア

人口290万を抱えるゴイアニアは首都であり,ブラジルの中央西地域にあるゴイアス州最大の都市である。この神殿は,ブラジルで21番目となる。今回の発表より前に,ブラジルの8つの神殿の建設計画が発表されている。ロンドリーナ神殿,マセイオナタール神殿,リベイラン・プレト サントス神殿,サンパウロ東神殿,テレジナ神殿とビトリア神殿である。国内では,ベレン神殿,ブラジリア神殿,カンピーナス神殿,クリティーバ神殿,フォルタレザ神殿,マナウス神殿,ポルトアレグレ神殿,レシフェ神殿,リオデジャネイロ神殿,ブラジル・サンパウロ神殿の10の神殿が稼働中である。建設中の二つの神殿は,ベロオリゾンテ神殿とブラジル・サルバドール神殿である。

ブラジル,ジョアンペソア

ジョアンペソアは,ブラジル北東部の港町であり,パライバ州で最大の都市である。ブラジル・ジョアンペソア神殿は,ブラジルで22番目となる。ブラジルに住んだ最初の末日聖徒イエス・キリスト教会の会員は,1913年にドイツから移住してきた。1988年,ブラジル合衆国外で50のステーク(司教区に似た,会衆の一団)を組織した3番目の国となった。現在,ブラジルには約2,175の集会所があり,150万人近くの末日聖徒がいる。

ガーナ,ケープ・コースト

ケープ・コーストは,ガーナの南中央地域にあり,国内で最も歴史ある町の一つである。ガーナ・ケープ・コースト神殿は,国内で3番目の主の宮となる。2004年に奉献されたガーナ・アクラ神殿は,西アフリカで最初に建てられた神殿であり,アフリカ大陸で2番目の神殿である。ガーナ・クマシ神殿は,2021年4月に建設が発表された。国内には,350以上の集会所があり,10万人以上の末日聖徒がいる。

ナイジェリア,カラバル

西アフリカに位置するナイジェリア南部の港町カラバルには,65万7000人以上の住民が住んでいる。ナイジェリア・カラバル神殿は国内で5番目の神殿であり,アバ,ベニンシティー,エケトそしてラゴスにの神殿加わる形となる。ナイジェリアには約770の集会所に約22万5000人の末日聖徒が集まる。教会が国内に設立されて10年後の1988年には最初のステークが組織された。ナイジェリアで最初の神殿であるナイジェリア・アバ神殿は,2005年に奉献された。

アンゴラ,ルアンダ

ルアンダ・アンゴラ神殿は,アフリカ南西部にあるポルトガル語圏の国で初めての神殿となる。港町ルアンダは国の首都であり,大都市であり,推定930万人が住んでいる。現在,アンゴラに住む末日聖徒のほとんどにとって最も近い神殿は,コンゴ民主共和国キンシャサ神殿である。末日聖徒は1985年からアンゴラにいる。最初の集会所は,1996年にルアンダで組織された。今日,アンゴラには約20の集会所に5000人近くの末日聖徒が集っている。

コンゴ民主共和国,ムブジマイ

国内で2番目に大きな都市であるムブジマイは,コンゴ民主共和国の南中央地域にある東カサイ州の首都である。コンゴ民主共和国ムブジマイ神殿は,国内で4番目の主の宮となる。キンシャサの神殿は2019年に奉献され,ルブンバシの神殿は現在建設中である。コンゴ民主共和国カナンガ神殿は,2021年10月に建設が発表された。イエス・キリストの福音を宣べ伝えるために1987年に奉献されたこの国には,約270の集会所に10万人以上の末日聖徒が集っている。1960年代,初めてイエス・キリスト教会に加わったコンゴ人はヨーロッパで改宗した。彼らの多くは,母国へ帰ると少人数のグループで集会を持った。

フィリピン,ラオアグ

ラオアグ市は国の西部にあり,人口は11万人以上である。フィリピン・ラオアゲ神殿は,国内で13番目となる。フィリピンには約1275の集会所があり,85万人以上の末日聖徒が集っている。そのほかの12の神殿は国内で稼働中か,すでに発表され,建設中である:アラバン,バコロド,カガヤン・デ・オロ,セブシティー,ダバオ,イロイロ,マニラ, ナガ,サンティアゴ,タクロバン,トゥゲガラオとウルダネタにある。1961年に国によって正式に伝道活動が認められて以来,教会は世界の中でもきわめて速い速度で成長を遂げている。

日本,大阪

人口1900万人を有する都市圏に,日本で5番目となる日本大阪神殿が建設される。大阪は本州の中心部にある大きな港町である。日本には約230の集会所があり,13万人以上の末日聖徒が集っている。日本のそのほかの神殿には,日本福岡神殿日本札幌神殿日本東京神殿がある。日本沖縄神殿は,2023年11月12日(日)に十二使徒定員会のゲーリー・E・スティーブンソン長老によって奉献される予定である。

モンゴル,ウランバートル

人口170万人を抱えるウランバートルは,中国とロシアの間に挟まれ,世界で最も寒い首都として知られている。宣教師が1992年に到着して以降,モンゴルにおけるイエス・キリスト教会は急速な成長を遂げてきた。教会の最初の伝道部は1995年に設立された。国

内にはおよそ25の集会所があり,12000人以上の末日聖徒が集う。この神殿は,国内初となる。現在,最も近い神殿は1800マイル(約2900キロ)以上離れた香港である。

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.