今年もYSA*1カンファレンスの秋がきました!
10月中旬から11月下旬にかけて、全国5セッション(北海道、神奈川1st、京都、神奈川2nd、福岡)で行われるYSAカンファレンス。2泊3日の様々な活動を通じて霊的成長と奉仕の機会を与え、同世代の絆を育みます。
10月11日~13日、北海道札幌市・大谷地の教会堂及び周辺施設を会場に北海道セッションが行われました。参加者は約140名。地元・北海道から南は沖縄までの日本全国のみならず、米国や台湾からも参加がありました。
「帰属感」と「人がつながる」カンファレンス
企画の段階から、北海道セッション実行委員が共有してきたビジョンは「帰属感」と「人がつながる」ことでした。「ひとりぼっちだと感じる人がいないカンファにできたらと思っていました」とコーディネーターの右田真結さんは振り返ります。
セッションでは同じ年齢層のグループを作り、移動やホテルのチェックインからグループで行うようにしました。グループで取り組むゲームを通してお互いを知り合うことで、グループに帰属感を持てるよう計らいました。
参加者からは「今回グループで過ごす時間が多くあって、知らない方とも打ち解けられてよかった!」と好評でした。1日目夕食のBBQでは、グループごとのテーブルでそれぞれ談笑し盛り上がる様子が見られました。
様々な人とリラックスして交流する機会を持てるよう、夕食後の自由時間には20数種類のボードゲームとお菓子を楽しめる部屋も設けました。愛知県から参加した柴田大地さんは、夜の自由時間にかつて宣教師*2として働いた仲間と過ごすことで多くの刺激を受けました。「北海道は私の伝道地だったので懐かしかったですし、一緒に働いた仲間たちが伝道後、結婚や仕事、学校などを頑張っている話を聞いてとても強められました。」

柴田兄弟
友人たちと旧交を温めた柴田さん(左から2人目)© 2025 by Intellectual Reserve, Inc. All rights reserved.新たな視点を提供する選択クラス
東京都から参加した田内のぞみさんは、活動の中で特に選択クラスが印象に残りました。
2日目の午後に行われた選択クラスでは、ダンスやカメラ、断捨離などの8つの講座から2~3つを選んで参加します。田内さんは「ローフード」を選びました。ローフードは体に必要な酵素やビタミンを生のまま効率よく摂取し、健康維持を目指す食事法です。ブルーベリーとバナナのスムージーを作りながら食について学ぶ時間は、田内さんに新たな視点を与えてくれました。
「体に良いものを意識して選んで健康になると、心も健康になる。心が健康だからこそ奉仕したり神様のために時間を使ったりする余裕が生まれる。たかが食事ではなく、生活のいろんなことが福音につながっていると感じました。」
テー長老*3夫妻のディボーショナル
YSAカンファレンスでは、参加者同士の絆を育む楽しい活動と知的・霊的成長を促すセミナーやディボーショナルがバランスよく配置されます。
2日目の夕方にはアジア北地域*4会長会第二顧問、マイケル・ジョン・U・テー長老と妻のグレースさんのディボーショナルが行われました。
ディボーショナルは会場にいるYSAから質問を募り、テーご夫妻が答える質疑応答形式で進められました。「自分の弱さとサタンの攻撃をどう見分けたらよいか」「将来、家庭を持つときに子育てとキャリアをどう考えるか」――YSAの疑問が次々と寄せられ、ご夫妻は時折質問内容を確認しながら真摯に答えます。その様子はYSAの心を打ちました。
「最近、自分のことでいっぱいで周りに目を向けられていなくて、テー長老がきっとお忙しい中、一人ひとりに優しく励ますように話される姿を見て、見習わなければと思いました。」(柴田さん)
テー長老
マイケル・ジョン・U・テー長老と妻のグレースさんのディボーショナルの様子© 2025 by Intellectual Reserve, Inc. All rights reserved.奉仕の喜び
3日間のカンファレンスは、参加者だけでなく主催者側で奉仕したYSAにも喜びと証をもたらしました。
アシスタントコーディネーターの大場光沙*5さんは、ボランティアや技術支援を行った会員の対応が忘れられないといいます。「今回は少ない人数でたくさんのことを行いました。イレギュラーな出来事も起こりましたが、ボランティアさんや技術支援の方々がキリストのような慈愛を持って対応してくださったので、それらの出来事が主の導きだと感じられました。」
右田さんにとって一番の喜びは、「成長」を目の当たりにできたこと。「最初は表情が硬かった方が、時間が経つごとに知らない方に自分から話しかけていて。それぞれがこのセッションでの小さな目標を果たそうと頑張っていて、そういう姿勢を応援する空気があったことも嬉しかったです。」
そして、右田さんとともにコーディネーターを務めた下川誉浩マイケルさんは、北海道セッションに特別な御霊を感じました。「マタイ18:20*6にもありますが、130人がキリストの名によって集まる場所には主も同じ気持ちでいてくださって、世間のイベントで味わう楽しみとは違う、神聖な楽しみや喜びがあると感じました。」

コーディネーター
北海道セッションのコーディネーター(左から)下川誉浩マイケルさん、右田真結さん、アシスタントコーディネーターの大場光沙さん © 2025 by Intellectual Reserve, Inc. All rights reserved.YSAカンファレンス2025ウェブサイト
*1 YSA Young Single Adultの略。末日聖徒イエス・キリスト教会における18歳~35歳の独身会員を指す
*2 宣教師 人々に福音を伝えたり、奉仕を通して人々がキリストについて知る機会を持てるよう助けたりする活動を行う専任の教会員
*3 長老 末日聖徒イエス・キリスト教会の神権指導者に与えられている称号
*4 アジア北地域 教会を管理運営する地理上の区割りにおいて日本が所属する地域
*5 大場さんに関する過去の記事はこちら→「科学と宗教-がんの診断と治療のための技術」(2025年5月12日)
*6 「……ふたりまたは三人が、わたしの名によって集まっている所には、わたしもその中にいるのである」(マタイ18:20)
*1 YSA Young Single Adultの略。末日聖徒イエス・キリスト教会における18歳~35歳の独身会員を指す
*2 宣教師 人々に福音を伝えたり、奉仕を通して人々がキリストについて知る機会を持てるよう助けたりする活動を行う専任の教会員
*3 長老 末日聖徒イエス・キリスト教会の神権指導者に与えられている称号
*4 アジア北地域 教会を管理運営する地理上の区割りにおいて日本が所属する地域
*5 大場さんに関する過去の記事はこちら→「科学と宗教-がんの診断と治療のための技術」(2025年5月12日)
*6 「……ふたりまたは三人が、わたしの名によって集まっている所には、わたしもその中にいるのである」(マタイ18:20)