ニュースリリース

「助けに来てもらう」よう誘う:イエスキリストの福音に勇気を見出し

誰もが人助けしたい、必要なのはただ誘うことである

 

八王子ワードに集っている山田百合香姉妹は現在、精神障害者のグループホームで働いている。コロナウィルスの関係で、施設利用者の数人から「もうすぐマスクがなくなってしまう。」といった声を聞いた。

彼らもマスクの購入は難しいので、山田姉妹は自分で布製マスクを作ることにした。しかし、グループホームは3つあり少なくとも60枚のマスクを必要としていた。

そこで、山田姉妹はフェイスブックやラインで助けを求めた。

「私が働く精神障害者グループホームでは、マスクが不足しており、私は自宅にある布で利用者の為に布マスクを作成して寄付することにしました。困っているのは、精神障害者グループホームは3施設あるので、少なくとも(マスクは)60枚くらいないといけないということです。もしも、どなたか彼らのために、布マスクを寄付してくださる方がいたら嬉しいと思っています。」と書いた。

山田姉妹は助けを求めることに緊張していたので、続けてこのように書いた。「これは自分個人の事なので、ご迷惑であればスルーしてください。私は明日からこもって布マスクを頑張って作ります。しかし30人分を作るのは厳しいと思って、こんなことを書いてみました。読んでくださりありがとうございます。」

するとすぐに,「いつまでに何枚必要?」、「私が裁縫得意だったら、マスク作成手伝うんだけどね・・」、「マスク作りのお手伝いできます。柄が入っても大丈夫ですか?」などなど山田姉妹はたくさんメッセージを受け取った。

山田姉妹も必死にマスクを作た。最初は手縫いで一つのマスクを作り上げるのに3時間以上かかったが、最後は苦手なミシンで10枚布マスクを完成させた。

協力してくださった方たちからは、10日間で、85枚+使い捨てマスクが届いた。その後、布マスクの目標枚数に達成したので、寄付の打ち切りを連絡したところ、「え~まだ作っているのに・・・」「え~残念・・・・」というメッセージが届き、最終的には、95枚の布マスクが届いた。

おかげで、利用者さんには、布マスクを3枚ずつ差し上げることができた。

山田姉妹は、今回の経験について次のように証している。「その布マスクと一緒にコロナ感染防止のおたよりをお渡しする際、『あなたの大切な命をマスクで守りましょう!』と伝えると、とっても感謝され、彼らの笑顔から慈愛をいっぱい受け取ることができました。」

山田姉妹はその気持ちをどう説明したら良いか分かりませんが、「私自身がとても幸せを感じました。富や名声や頭脳に勝るものはやっぱり慈愛です。「愛は動詞」“Love is action.”という言葉がありますが、今回の経験から、本当の慈愛とは、祈るだけではダメであるということを改めて学ぶことができました。」と言った。

最後に山田姉妹は「今回、布マスク作りに参加くださった方は教会員の方もそうでない方もいらっしゃいます。この小さな私の思いに共感してくださり、実行してくださったお一人お一人に心から感謝いたします。

『助けてください。』と勇気を出して、本当に良かったです。これからも私はこんな小さな勇気を出せる末日聖徒イエス・キリスト教会の会員でありたいと思います。」

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.