ニュースリリース

教会,ブリガム・ヤング大学ハワイ校の新学長としてハワイ人を任命する

ブリガム・ヤング大学ハワイ校の大学理事会は,大学の第11代学長としてジョン・ケオニ・カウヴェを任命した。カウヴェと妻モニカは,2015年より奉仕しているジョン・S・タナーと妻スーザンの跡を継ぐ

   
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ジョン・ケオニ・カウヴェと妻モニカは,2015年よりBYUハワイ校で奉仕していたジョン・S・タナーと妻スーザンの後を継ぐ。2020 by Intellectual Reserve, Inc. All rights reserved.
            

ブリガム・ヤング大学ハワイ校の大学理事会は,大学の第11代学長としてジョン・ケオニ・カウヴェを任命した。カウヴェと妻モニカは,2015年より奉仕しているジョン・S・タナーと妻スーザンの跡を継ぐ。

この知らせは,2020年5月12日(火),ブリガム・ヤング大学ハワイ校で毎週行われているディボーショナルにおいて,十二使徒定員会のジェフリー・R・ホランド長老より発表された。この発表は,ソルトレーク・シティーのテンプルスクウェアにある教会本部ビル講堂より放送された。

「わたしたちはタナー学長の勤勉さ,忠実さ,宗教上の信念,学問的なビジョンに感謝しています」とホランド長老は語った。「わたしたちはジョンとスーザンがいないのを大変寂しく思うことでしょう。いつか皆で集まり,彼らに『アロハオエ』を歌いましょう。」

 カウヴェ博士は,ユタ州プロボにあるブリガム・ヤング大学の大学院で学部長を務めている。博士はアルツハイマー病の遺伝的特徴を専門とする研究者として国際的に認められている。ハワイに深くルーツをも持つカウヴェ博士は,幼少期の一部をカウアイ島,オアフ島,モロカイ島で過ごし,モロカイ高校を卒業している。近年,カウヴェ一家は夏に親族を訪ねるためハワイへ帰省した。

カウヴェ学長によれば,BYUハワイ校で奉仕するという招きは,BYUハワイ大学理事会の理事も務める大管長会のメンバー,ラッセル・M・ネルソン大管長,ダリン・H・オークス管長,ヘンリー・B・アイリング管長から来たという。

「ネルソン大管長は,この職はわたしたち二人のためにあると明言しました」とカウヴェ学長は語った。モニカと結婚して17年となる。「大管長は,わたしたちの成功は『信仰,徳,知識,節制,忍耐,兄弟愛,信心,慈愛,謙遜,勤勉』(教義と聖約4:6)によって測られると教えました。」

この大学は,今もこれからも,世界中から人々が集まりキリストにあって一つとなり,互いに教え高め合う場所として存続するでしょう。—ジョン・カオニ・カウヴェ

BYUハワイ校は教会が所有し,太平洋地域の傑出した国際的な学びの場である。その小さなキャンパスでは,3200名の生徒が70か国以上から集まってともに生活し,学び,働いており,異文化間のリーダーシップを育む実習の場となっている。

カウヴェ学長は,この教育機関の多様な力を増強し,この学びの伝統を継続すると公約した。

「この大学は,今もこれからも,世界中から人々が集まりキリストにあって一つとなり,互いに教え高め合う場所として存続するでしょう。」カウヴェ学長はこのように続ける。「文化,経験,考え方の多様性は,我々の大きな強みの一つです。回復された福音の光を浴びている神の子供として一致を育むよう取り組むこともまた一つです。多様性と一致,これらがここBYUハワイ校では見事な方法で一体となって働いています。『多くの男女が排出され,人々に善い影響を与え,世界中に平和を確立するために働〔く〕』うえで十分な知識と証を持つことができるよう生徒たちを備えるというこれまでの取り組みを礎にするよう尽力します。」

モニカは,この新たな奉仕の機会に対する教育上の努力や希望の永続的な価値について語った。

「わたしの現世的および霊的な教育はあらゆる面において喜びをもたらしています。」化学の学位を取得し,5人の子育てに専念する母親になる前は製薬業界で働いていたカウヴェ姉妹はこう語る。「皆さん一人ひとりに知ってほしいのは,BYUハワイ校において,喜び溢れる同じ経験を皆さんと共有できることがいかにわたしにとって胸躍ることかです。生徒を支えるため,意義深い取り組みの一端を担えるよう,できることをすべて行う覚悟です。」

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John “Keoni” Kauwe and his wife, Monica, will succeed John S. Tanner and his wife, Susan, who have served at BYU–Hawaii since 2015.2020 by Intellectual Reserve, Inc. All rights reserved.
                           

退任するタナー学長は,教育者としての40年のキャリアをBYUハワイ校で締めくくることができるのは祝福だと語る。

「この大学におけるわたしの旅が終わりにさしかかり,教師および説教師の心とともに下船することを打ち明けます」とタナー学長は言う。「予算や議事予定案,方針やメモ書きを作るより,クラスや説教台,歴史の一ページに身を置くほうがより生きがいを感じ,自分の賜物を与えることができると感じます。これこそ,わたしが論文を書いたり,たくさんの話をする理由なのでしょう。それらの一部をわたしたちとの旅路の記録として,あるいは皆さんが旅を続けるうえでの慰めと促しとなるよう,残す方法を見つけたいと思います。」

タナー姉妹は,大学での生活における最大の喜びの一つは,「国や島へ帰り,家族,地域,神の王国を築く」生徒の成長を目の当たりにしてきたことだという。「わたしはこの特権に心から感謝いたします。・・・・・・皆さんと離れ離れになるのは寂しいですが,再び会えること,そして永遠に結ばれるという知識に慰めを感じます。」

カウヴェ学長は7月1日よりその役割を担う。就任式は,近日中に計画される。

ジョン・ケオニ・カウヴェの略歴

カウヴェ博士がブリガム・ヤング大学の生命科学部の生物学部に加わったのは2009年のことであり,後に生物学部の学部長を務めた。2019年には,大学院の学部長に任命された。2007年,カウヴェ博士は,セントルイス・ワシントン大学において進化・人類生態学・集団生物学の博士号を取得。その後ワシントン大学医学部において,博士課程修了後の研究としてアルツハイマー病の遺伝的特徴の研究を完成させた。BYUで分子生物学の学士号と集団遺伝学の修士号を取得。アルツハイマー病の多くの新たな遺伝的危険因子の発見へつながる重要な貢献をした。

カウヴェ博士は1999年から2001年,末日聖徒イエス・キリスト教会の宣教師として日本福岡伝道部で奉仕した。

2003年,カウヴェ博士は,プロボ出身のモニカ・モーテンソンと結婚。2歳から13歳の5人の子供がいる。現在はユタ州オレムに在住。

カウヴェ博士から6代前の先祖カレオハノは、ハワイにおける末日聖徒イエス・キリスト教会の初期の改宗者の一人である。カレオハノは1851年,ジョージ・Q・キャノンから教えを受けた。

カウヴェ学長は,休日は子供たちと遊んだり釣りを楽しんでいる。モニカの趣味はお菓子作りとハイキングである。

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.