ニュースリリース

シニア夫婦宣教師,グアム経由で日本に向かう

コロナウィルスのパンデミックの中で伝道に召された人々にとって特別なことは何もない―アジア北地域エリアオフィスおよび日本福岡伝道部に向かう5組のシニア夫婦宣教師にとっても例外ではない。

左より:ヒックス伝道会長とヒックス姉妹,エバンズ長老とエバンズ姉妹,デニー長老とデニー姉妹,ニッケル長老とニッケル姉妹,ホール長老とホール姉妹,バークダル長老とバークダル姉妹。© 2021 by Intellectual Reserve, Inc. All rights reserved.

ワシントン州タコマ出身の医師と専業主婦の夫婦,アリゾナ州ハーフォード出身の信用組合CEOと小学校教師の夫婦,アイダホ州インコム出身の大学の顧問弁護士と栄養士の夫婦,バージニア州ローレンスビル出身の歯科医と看護師の夫婦,およびアイダホ州レックスバーグ出身の心療内科医と小学校教師の夫婦に共通するものとは何か。それは主からの召しを受けているということである。

これ以外にももう一つ共通するものがある。この5組の夫婦宣教師は全員,このパンデミックの状況が最悪となっている年に伝道の申請書を提出し,アジア北地域のエリアオフィスと福岡伝道部で奉仕するよう召されたが,日本に入国できないため,まだどの夫婦宣教師も任地にたどり着けていないことである。その間,全員とも召しを受けた期間どおりに,自宅にて伝道を開始した。一番早く伝道を開始した夫婦宣教師は昨年2020年8月から伝道を開始し,最も最近召された夫婦宣教師は今年の3月から伝道を開始している。彼らに共通していないのはその召しの内容である。彼らの受けている割当ては,医療,心療、歯科,法務,およびコミュニケーションにおける支援と様々である。

こうした困難な状況で奉仕する宣教師は,すぐに自分たちの召しや特定の割当てを果たすうえでいかにテクノロジーが大切かを学ぶことになる。しかし,合衆国からアジア北地域に対応することには,さらにもう一つの困難が加わることになる。16時間という時差があるため,アジア北地域はもうすでに翌日になっているということである。この5組の夫婦宣教師は全員この時差に対処しながら,若い長老や姉妹宣教師が呼ぶところの「転勤」の許可が下りる日を待っていた。日本のビザの手続きが完了するまでの間,効率を最大限に上げるために,教会は5組の夫婦宣教師全員にグアムへの転勤を許可した。準備に2週間ほどかけ,5月に全員が長時間の旅を経て無事グアムに到着し,伝道部の指導者,宣教師たち,職員やグアムの会員たちから歓迎を受けた。ミクロネシア・グアム伝道部のヒックス会長とヒックス姉妹は次のように述べている。「アジア北地域のシニア夫婦宣教師が来てくれたことはわたしたちの伝道部とグアムの会員にとって大きな祝福です。彼らの持っている人々の心を高め,愛し,奉仕する能力は,彼らが集うユニットにおいてグアム・ジーゴ神殿に向けて準備をするうえでほんとうに助けとなります。ヒックス姉妹とわたしは彼らがわたしたちとともにいてくれることをうれしく思います。」

2020年3月以来,世界中の宣教師はこれまでに経験したことのないこのコロナウィルスパンデミックの状況を乗り越えてきました。なぜ末日聖徒はこの通常ではないときに伝道するのかと尋ねる人もいるかもしれない。この5組のシニア夫婦宣教師はなぜ伝道に行くことを選んだのかと尋ねられた際,次のように述べている。

「わたしたちはお互いに恋に落ちた日以来ずっと一緒に伝道に行きたいと願っていました。わたしたちは少しの間,世の喧騒から離れ,時間と才能およびエネルギーを100%主と主の子供たちに仕えるために使いたいと願っていました。わたしたちは主イエス・キリストを愛しており,主の福音に従って生活することにより祝福を受けてきました。わたしたちは心から人々に福音とわたしたちの喜びを分かち合いたいです。」

「わたしたちは大人になってからずっと伝道に行く計画と準備をしてきました。わたしたちはイエス・キリストの福音を分かち合うことは特権であると信じていますので,専任宣教師として奉仕する機会を持ちたいと願っていました。」

「わたしたちはなぜこのパンデミックの状況の中で伝道に行きたいのか何度も質問を受けました。わたしたちの回答はその時も今も同じです。『奉仕するのに今以上に好都合な時期は思い当たりません。主は今わたしたちを必要としておられるのです。』」

日本に入国できるようになるまで,当面の間,彼らはグアムに滞在する予定である。しかし,彼らはグアムを単に待つための場所とは考えていない。グアムに来る前に自宅で行っていたように,彼らは皆,主の業に携わっているのである。彼らは,世界中で働いているすべての宣教師と同様に,状況にかかわらず,自分のいる場所で主に仕えるということを知っているのである。

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