ニュースリリース

宗教の違い超えて共に奉仕する女性たち

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 4月24日土曜日、さいたまステーク浦和ワードの会員の家庭の玄関の外に女性と子供達のための緊急一時保護施設(シェルター)に身を寄せている女性達に送る布地が入った袋や箱が置かれた。

 末日聖徒イエス・キリスト教会福祉部、広報部ではインターフェースの取り組みの1つとして日本キリスト教会婦人矯風会で運営されている女性のための緊急一時保護施設にこれまでハーブティーやココアなどを提供してきた。それらの飲み物は入居者達が自分の部屋を出てくつろぐ場所で自由に飲む事ができるように施設内の共有エリアに置かれている。

 この緊急一時保護施設(シェルター)は、保護されている女性や子供達が安心して滞在できるよう、3度の食事とプライバシーが確保できる宿泊の場を提供している。また入所している女性や子どもたちの状況に応じて、相談にのったり、旅券やビザに関する手続き、離婚、アパート探しなどのサポートを行なっている。

 4月22日木曜日、シェルターの入居者の中にミシンを使える事ができる方がいるが布地を手に入れる事が難しいという相談があり、急遽さいたまステーク浦和ワードの扶助協会でその要請を受け、西山勝ビショップ承認の元、浦和ワード扶助協会会長内田礼子姉妹からすぐにワードの姉妹に向けてメッセージが発信され多くの姉妹達がそれに応え、協力し4月23日、24日と提供された布地や食品がシェルターに送られた。

 外出の自粛要請や3密(密閉、密集、密接)を避ける事を気を奨励されている中で、それぞれ姉妹達が家にある布地を箱や袋に入れて玄関の前に置き、地域ごとに車で回収し配達業者を使いシェルターに送るという形を取り、共に集まり奉仕する事はせず、姉妹達がメールや電話で連絡を取り調整する事で姉妹達の社会に向けての奉仕の精神と力が集結した。

「最近感染症拡散の中、教会に集えない状況にありましたが、実際に社会の方々にお手伝いができる、すばらしい機会を伺うことができ、すぐに扶助協会の皆さんにお手伝いをお願いしました。皆さんもとても協力的にたくさんの物資をとても迅速にご提供して頂けました。これらは皆様の厚意で提供して頂いたものばかりです。」と内田姉妹は語る。

 浦和ワードの姉妹達の中には地域で現在活動を自粛しざるおえない状況にある子供食堂や他の奉仕活動に携わる方もおり、すぐに使う事ができなくなってしまった冷凍の食材なども提供され、シェルターの食事の担当の方にも「とても嬉しい」と喜ばれた。

 シェルターの職員達は東京都内でのコロナウィルスの感染が心配される中でも、居場所がない女性と子供達に愛と憐みを示し、寄り添い、助けるために変わらず施設に通い働き続けている。

 状況に応じてシェルターで生活している女性の個人の能力や技術を使ってできる活動を見つけ、自立できるまで助け励まし続けるシェルターの職員達、そしてその活動をサポートするために希望に応じて「お役に立てて嬉しい」とメッセージを加え喜んで家にあった布地を提供する浦和ワードの姉妹達、それぞれ教派は違ってもイエスキリストの教えと模範に従い困難な状況の中にある人に奉仕したいという望みと行いは同じである。

 それぞれパンデミックにより不自由な生活を強いられている状況の中で顔を合わる事ができなくてもこのように異なった信仰を持つ人達が1つになり困難な状況の中に置かれる神様の子供達を共に助ける姿は社会に希望と平和の波紋を広げるであろう。

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.