昨年夏の豪雨で被害を受けた愛媛県宇和島市立吉田中学校にて,2019年3月28日,支援物資目録の贈呈式が行われた。
宇和島市は平成30年7月豪雨の折,記録的な降水量に見舞われ,電気,水道,電話等ライフラインにも大きな被害を受けた地域である。
末日聖徒イエス・キリスト教会は教会福祉部を通じ,贈呈式が行われた3月28日までに吉田中学校と宇和島市立立間小学校へ,ピッチングマシーンをはじめとする運動具や図書室の書籍など,教育のための備品計464点(約195万円分)を寄贈した。
吉田中学校の図書室で行われた贈呈式には,金瀬 聡 宇和島市教育委員会教育長,西村 久二夫 吉田中学校校長,福田 義也 立間小学校教頭が出席し,教会からは川崎 栄一 宇和島支部会長,宮崎 昇三 支部会長会第二顧問,吉見 智恵 支部扶助協会会長が出席した。
川崎支部会長から西村校長,福田教頭への目録贈呈の後,西村校長からパネルを用いて被災状況と復旧過程の説明が行われた。
式後,各学校での支援物資活用状況の視察が行われた。
吉田中学校では,野球部の顧問の先生が,非常に高価なので諦めていたピッチングマシーンの支援に感謝している,贈られた備品を子供たちは元気に活用している,と話された。
立間小学校の贈呈品には独自に大きく「末日聖徒イエス・キリスト教会」の文字が書かれていた。
体育館清掃モップ等を子どもたちが大切に使用しており,同じく寄贈品のバレーボール等のポールを掛ける片面式支柱掛台は,地域の方々も喜んで使用されているとのことであった。
帰り際,教会の紹介として川崎支部会長が金瀬教育長に,ヘルピングハンズの冊子5冊と『わたしの家族』小冊子5冊を手渡した。
贈呈式には地元の宇和島ケーブルテレビおよび愛媛新聞社も取材に訪れ,後日各媒体にて報道された。