末日聖徒イエス・キリスト教会は、青木秀樹と妻、青木節子(旧姓:橋本)が、東京神殿会長、メイトロンとして召されたと先日発表した。東京神殿は現在改築中で、今年後半に完成する予定である。2021年に開かれるオープンハウスの計画は進行中であり、すべての地域社会、教会員が招待されている。
青木会長と姉妹が東京神殿会長、メイトロンを務めるのは今回が2回目である。以前は2015年から2017年まで同じ召しに就いていた。現在、武蔵野ステーク国立ワードに所属している。青木会長は松江出身で、昭和シェル石油株式会社の取締役を退任し、長老定員会会長を務めていた。青木姉妹は熊本県出身で、扶助協会会長会の顧問を務めていた。
青木会長と姉妹は、召しを受けた際、感謝の念に満たされた。「主の驚くべき愛と優しさ、再奉献される東京神殿での奉仕の召しに大きな喜びを感じました」と、青木会長は言う。「前回の東京神殿での召しの時、多くの兄弟や姉妹、青少年や高齢者が神殿参入される姿に主への信仰の神聖さを学びました。また人生の逆境のなかでも神殿で熱心に奉仕されている兄弟姉妹の信仰の模範に主の御霊の力を感じました。主の御霊が神殿の隅々、敷地の中すべてに行き渡り、すべての人にその光と力を惜しみなく与えられているのを感じることができました」。
「日本にいる会員が神殿での神聖な儀式を通して、夫婦、家族がこの世から永遠に結び固められる喜びを日本の東京の地で実感することができます」と、青木神殿会長は続ける。「また亡くなった先祖の身代わりの儀式を通して神殿で先祖の救いと先祖に主の深い愛を伝える機会に預かることができるからです。この試しの世にあって神殿は特別で、神聖な場所です。その神殿が日本にあるという喜びは何にも変えがたいことです」。
神殿の再奉献後に神殿に入る準備をするよう、青木会長は会員に勧める。「ネルソン大管長が前回の総大会で神殿に参入するための質問を発表されましたが、その一つ一つの質問に対して定期的に自問して神殿の神聖さにふさわしくなれるように主を信じ悔い改め祈りと聖文を通して啓示を受け、備えることができます」。
また青木会長と姉妹は、会員たちに友人や家族をオープンハウスに招待するよう奨励する。
「末日聖徒イエス・キリスト教会の神殿に入ることができる貴重な機会に神殿の神聖さと美しさを通して主の驚くべき愛と優しさを感じていただきたいと思います」。
主が彼に示された愛に感謝し、青木会長はまた、天の父の計画における永遠の家族の重要性を実際の経験から分かち合った。
「主の驚くべき愛に心から感謝しています。1980年3月にわたしは神戸ワードでバプテスマを受けました。その時、アメリカから来た宣教師からわたしだけが福音を学び、わたしだけがバプテスマを受けました。妻と2人の幼い娘はその日家にいました。
バプテスマ会の時に当時十二使徒のデビット・B・ヘイト長老が来られていましてバプテスマの後、このように尋ねられました。『あなたの家族はどこにいますか?』わたしは『家にいます』と答えました。
今回の総大会でアイリング管長がヘイト長老のお祈りについてお話しをされました。ヘイト長老のお祈りは、あたかもそこに主がおられるようだったと。
ヘイト長老が『あなたの家族はどこにいますか』と聞かれ『家にいます』と答えた後、ヘイト長老がわたしたち家族のために祈ってくださったのだと悟りました。
わたしのバプテスマの2か月後にわたしは妻にバプテスマを施し、1981年12月に東京神殿で家族の結び固めの儀式を受けました。
天父の驚くべき愛と主の贖いと復活と聖霊の導きと多くの兄弟姉妹の助けに心から感謝しています」。
東京神殿は1975年にスペンサー・W・キンボール大管長によって発表された。 1980年10月27日にキンボール大管長により奉献された。改築は今年後半に完了する予定である。再奉献の日程は後日発表される。