ニュースリリース

神殿推薦状の面接の質問が改訂される

神殿へ参入する標準はそのままに  末日聖徒が神殿での礼拝にさらに備えられるよう改良がなされる

末日聖徒イエス・キリスト教会のラッセル・M・ネルソン大管長は,第189回半期総大会の最後の部会が行われた日曜日,神殿での礼拝を改善することに引き続き熱心に焦点を置いた。ネルソン大管長は,教会員が神殿推薦状を受ける際に尋ねられる,改訂された質問のリストを読み上げた。新たな質問は以下の通りである。

                                          
  神殿推薦状の質問は,神の子供たちの必要や状況に合わせて定期的に明確にされ,調整がなされてきた。これらの最新の改訂は,神殿に入る資格の条件を明確にするものであり,変更されたわけではない。                                                      

「わたしの人生における神殿とのかかわり合いにはいつもネルソン大管長がいました。そのような人はほかにいません。」9月,預言者とともにブラジルへ同行した十二使徒定員会のクエンティン・L・クック長老はこのように語った。「大管長は,主が導かれることならば何でも行うという深遠な理解と意志を持っています。そのような導きを主から受けているのです。」

教会の指導者としてのこの21か月間のネルソン大管長の動向がその言葉を裏付けている。2018年1月に教会の大管長となって以来,ネルソン大管長は35の新たな神殿建設の発表をし,即時の神殿結婚(教会は正式には『結び固め』と呼ぶ)が承認され,神殿セッションの内容の変更が実施された。そして儀式の証人に関する方針の変更により,(青少年や女性を含む)すべての会員がさらに神殿での礼拝に携わることが可能となった。

                                                   

神殿推薦状の質問に対する今回の調整は,神殿に参入できるよう注意深く備える末日聖徒として最も重要な幾つかの点を強調している。神殿は,日曜日の礼拝行事や平日のそのほかの活動へと誰もが招かれている教会の礼拝堂とは異なる。神殿では,忠実な末日聖徒が,家族を永遠に結ぶ結婚や,機会に恵まれなかった亡くなった先祖のための身代わりのバプテスマといった神聖な儀式を受ける。奉献された166の神殿は世界中に点在し,地上における最も神聖な場所とみなされている。これらの神聖な建物の外壁にはそれぞれ「主の宮」という言葉が刻み込まれている。キリストの教えは,会員が主の模範に従うことによって再確認される。つまり,神殿における礼拝は神聖な特権なのである。

神殿推薦状は,末日聖徒がそれらの神殿に入ることを認めるものである。教会の成人会員は,神殿推薦状を受けるために2回面接を受ける。1回目は地元のビショップリックの一員から,2回目は地元のステーク会長会(地域の指導者)から受ける。この推薦状は2年間有効である。11歳以上が受けることのできる限定推薦状は,地元のビショップとの面接を通して受けられる。このことにより,多くの末日聖徒の若い男性や若い女性が神殿のバプテスマを受けられるようになる。この限定推薦状は1年間有効である。

   
                                                                                               

「回復〔地上にイエス・キリストの教会を設立するという全過程〕の最も貴い宝は,聖なる神殿です」とネルソン大管長は述べる。「主の宮に参入する個人のふさわしさには,多くの個人的かつ霊的な備えが求められます。しかし,主の助けがあれば,不可能なことは何もありません。幾つかの点で神殿を建てることのほうが,人々を築き上げて神殿に備えさせることよりも容易です。個人のふさわしさには,主にさらに似た者となり,正直な市民,よりよい模範,より清い人となるために思いと心を完全に改めることが求められます。」


 神殿推薦状の質問

面接の質問が公表されたことにより,あらゆる年代の会員が神殿での礼拝に必要な条件についてより良く理解し,神殿に入る備えができるようになる。

神殿推薦状の面接の質問は以下の通りである。11の質問について,その言い回しが修正された。

1. あなたは永遠の父なる神とその御子イエス・キリストと聖霊に対して,信仰と証を持っていますか。

2. イエス・キリストの贖罪と,あなたの救い主,贖い主としてのイエス・キリストの役割に対して,証を持っていますか。

3. イエス・キリストの福音の回復に対して,証を持っていますか。

4. 末日聖徒イエス・キリスト教会の大管長を預言者,聖見者,啓示者として,また,すべての神権の鍵を行使する権限を託された,地上で唯一の人として支持していますか。大管長会および十二使徒定員会の会員を預言者,聖見者,啓示者として支持していますか。教会のそのほかの中央幹部と地元の指導者を支持していますか。

5. すべてのことが主の前に「清く行われ」なければならないと,主は言われました(教義と聖約 42:41)。あなたは思いと行いにおいて道徳的に清くあるように努めていますか。純潔の律法に従っていますか。

6. 家族やほかの人々と個人的に,また公に接するときに,イエス・キリストの教会の教えに従っていますか。

7. 末日聖徒イエス・キリスト教会の教えや慣行や教義に反する教え,慣行,教義を支援したり,奨励したりしていませんか。

8. 家庭でも教会でも安息日を聖く保ち,出席すべき集会に出席し,備えをしてふさわしい状態で聖餐を受け,福音の律法と戒めに調和した生活をするように努めていますか。

9. あなたが行うすべてのことに正直であるように努めていますか。

10. 什分の一を完全に納めていますか。

11. 知恵の言葉について理解し,それに従っていますか。

12. 以前の伴侶や子供に対して経済的な責任やその他の責任がありますか。もしあれば,現在そのような 責任を果たしていますか。

13. エンダウメントで教えられたとおり神殿ガーメントを身に着けることを含め,神殿で交わした聖約を守っていますか。

14. 悔い改めの一部として神権役員のもとで解決する必要のある重大な罪はありませんか。

15. あなたは,自分には,主の宮に参入して神殿の儀式を受ける資格があると思いますか。

教会の指導者は,速やかにこれらの質問を使って面接をし始める。大管長会からの手紙には詳しい指示が載っており,それらは月曜日に教会の指導者に送付される。

日曜日,ネルソン大管長は,地元で現在建設が発表されている,あるいは建設中の神殿のオープンハウスは,地元住民に神殿における礼拝について,またその理由について教える大切な機会であることを末日聖徒に思い起こさせた。

「異なる信仰を持つ多くの友人がこれらの神殿ツアーに参加し,神殿の祝福について何かを学びます。訪問者の中には,もっと知りたいと思う人もいるでしょう。」ネルソン大管長はこう続ける。「どうしたら神殿の祝福を受ける資格が得られるのか,真剣に尋ねる人もいるでしょう。わたしたちは教会員として,質問に答えられるように準備する必要があります。神殿の祝福は,自分自身を備えるすべての人はだれでも受けられると説明することができます。」

神殿での礼拝に自分自身を備えることについての話を終えるにあたり,ネルソン大管長は末日聖徒にこのように告げた。「準備の業がこの世で数えきれない祝福を,そして来たるべき世で想像を超える祝福をもたらし,家族という単位が永遠に存続するのです。」

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.