ニュースリリース

日本西部伝道部:50年以上ぶりのリユニオン 喜びと回想のひととき

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2025年5月17日に東京で行われた日本西部伝道部のリユニオンの参加者たち2025 by Intellectual Reserve, Inc. All rights reserved.
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1970年から1974年にかけて末日聖徒イエス・キリスト教会の(当時の)日本西部伝道部で奉仕した16名の元宣教師*1たちが、2025年5月17日に東京で再会し、思い出と感謝、信仰に満ちたリユニオンを行いました。

日本西部伝道部は、1970年3月に日本沖縄伝道部が日本中央伝道部と日本西部伝道部に分割された際に設立されました。初代伝道部会長を務めた渡邉 驩(かん)さんは、妻の八重子さんとともに奉仕しました。渡邉会長は2022年に逝去されましたが、現在90代の八重子さんが今回のリユニオンに出席され、参加者一同に大きな喜びをもたらしました。

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2025年5月17日に東京で行われた日本西部伝道部のリユニオンに出席された渡邉八重子さん2025 by Intellectual Reserve, Inc. All rights reserved.
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参加者たちは、宣教師としての経験や現在の生活について語り合いました。以下はその一部の紹介です。

渡辺正通さん

渡辺さんは今回のリユニオンを企画しました。彼は1971年から1973年にかけて、福岡、佐賀、徳山で奉仕しました。福岡は最初と最後の任地でした。伝道の終わりに5家族の求道者と出会い、帰還後に再び福岡を訪れ、そのうち3家族にバプテスマを施しました。現在は神奈川県小田原市の教会堂に集い、家族歴史相談員および日曜学校の教師として奉仕しています。

2025年5月17日に東京で行われた日本西部伝道部のリユニオンの企画者であった渡辺正通さん 2025 by Intellectual Reserve, Inc. All rights reserved.
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田口仁美さん

田口さんは1971年から1972年にかけて、熊本、長崎、久留米、広島、福岡で奉仕しました。長崎と久留米では、彼女と同僚が初めて派遣された姉妹宣教師でした。熊本では、水俣病の研究をしていた大学生と出会いました。彼女はモルモン書を受け取り読んだものの、当初は批判的な質問を繰り返していました。しかし、ジョセフ・スミスの最初の示現に関する小冊子を読んだ後、「ジョセフ・スミスを信じるから、彼が翻訳したモルモン書も真実だと思う」と語り、まもなくバプテスマを受けました。

今年80歳を迎える田口さんは、現在も毎週金曜日に東京神殿で奉仕しています。以前は夫とともに神殿宣教師として奉仕していました。現在は神奈川の教会堂の会員です。

彼女は渡邉会長の言葉「求道者にとって、宣教師はいつまでも宣教師です」を今も覚えており、熊本で教えたその女性が現在京都に住み、半年に一度東京神殿を訪れていることに感謝を述べ、「今でも私のことを覚えて、大切に思ってくれている」と語りました。

南本邦雄さん

南本さんは1971年から1973年にかけて、久留米、宮崎、徳山、熊本(清水)、福岡で奉仕しました。福岡の伝道本部で渡邉会長のアシスタントとして奉仕していた際には、啓示を求めること、御霊に従うこと、深く考えることの大切さを学び、人生が大きく変わったと語ります。現在は大阪の河内長野の教会堂で長老定員会(成人男性組織)の会長として奉仕し、週に2回、会員のマンションの掃除を手伝っています。

彼はこう振り返ります。「神様が生きておられること、イエス様が今も生きて私たちと共におられることを、毎日感じています。」


宣教師としての奉仕から50年以上が経った今、彼らは再び集い、共に過ごした日々と変わらぬ信仰を分かち合いました。このリユニオンは、宣教師としての経験がもたらす永続的な影響と、奉仕を通して築かれた絆の尊さを思い起こさせる、喜びと霊的な高まりに満ちたひとときとなりました。

*1 宣教師 福音を学びたい人々を見つけて福音を伝えたり、イエス・キリストのような奉仕を行うことで人々がキリストについて知る機会を持てるよう助けたりする奉仕活動に従事している専任の教会員。

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.