ニュースリリース

99+1: 「イエス・キリストの愛を広める」日本では。

9月に、末日聖徒イエス・キリスト教会の会員はラッセル・M・ネルソン大管長の100歳の誕生日を祝った。誕生日を迎える数か月前に、預言者はこの100歳という節目を祝う一つの方法として、失われた羊のたとえ(マタイ書18章参照)に言及して、助けを必要としている一人に手を差し伸べることを提案した。

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アジア北地域では、会員は、友人や隣人を助けた経験や「その助けを必要としている一人」として自分自身が助けや愛を受けたことについて分かち合うように勧めを受けた。

神戸ステーク明石ワードでは、井上哲平ビショップの指示の下、ワードの約800名の不明な会員を探すイニシアティブが始まった。このプロジェクトはFTS(英語の「Find The Sheep」〔「羊を見つける」〕の頭文字を取ったもの)と名付けられた。会員記録をチェックして、リストをグループに分けて、不明な兄弟姉妹を見つけるために行った。

ある日、宣教師と一緒に会員を訪問しようと試みたが上手くいかず落胆した井上ビショップはあきらめて家に帰るところであった。彼はアルマ書26章27節の次の聖句を思い出した。「そして,わたしたちが意気消沈して,まさに引き返そうとしたときに,見よ,主はわたしたちを慰さめ,『あなたがたの同胞であるレーマン人の中に行き,忍耐して苦難に耐えなさい。そうすれば,あなたがたに成功を得させよう』と言いわれた。」彼はもう1件訪問することにした。すると驚いたことにその家に住む兄弟が元気よくあいさつをしてくれた。それから20分ほど、その兄弟は井上ビショップに自分の改宗談と生活状況を話した。その兄弟は教会には戻ってこないかもしれないが、ビショップはその兄弟が教会に加わったときに感じた気持ちを思い出す助けができたことを嬉しく思った。

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ある初等協会の指導者は、家族の都合で1週間教会に行けなかったが、次の日曜日に教会に集った際、だれかが「お久しぶりです」と声を掛けてくれたことに驚いた。彼女はそのようなちょっとしたことがどうして自分をとても幸せにしてくれるのか深く考え、それは彼らが、先週自分がいなかったことに気づいてくれたこととそのことを伝えてくれたからであることに気づいた。「その一人」を気遣うという彼らの模範から、彼女も同じようにしたいと思うようになった。

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山崎千佳姉妹は12年ぶりに会った友人と夕食をともにした。彼女はその友人がこれまで経験してきた試練のことを聞き悲しい気持ちを感じた。山崎姉妹が自分の改宗談をその友人に話したとき、友人は驚いた。彼女は山崎姉妹に、自分がキリスト教信者と出会い、改宗したいと思ったが、どこに行ったらよいか分からなかったと話した。千佳姉妹は友人を宣教師に紹介することができた。

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東利樹兄弟はある寒い冬の日に外の仕事をしていた。昼休みの時間、彼は一人で座って昼食を取っていた。すると同じ現場で働いていたあまりよく知らない同僚から、暖かい場所で一緒に食べないかと誘われた。それは小さなことではあったが、20年経った今でも、東兄弟はその親切にどれほど感謝したかを忘れずに覚えている。

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あるミニスタリングシスターは教会に活発に集っていて、一見、何も助けをひつようとしていないように見える姉妹に割当てを受けた。彼女は同僚と一緒にその姉妹を毎月訪問して、「わたしに従ってきなさい」からメッセ―ジを分かち合った。その姉妹が一つの大きな決断をしなければならないことで苦しんでいたとき、そのことについてミニスタリングシスターに話してくれた。そのミニスタリングシスターは定期的な連絡を取ることによって信頼関係を築くことができ、そのおかげで、その姉妹が助けの必要なときに打ち明けることができたということに気づいた。

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東京南伝道部の専任宣教師のジャネット・クック姉妹は新しいアパートに引っ越しをしたとき、アパートの裏側がつるで完全に覆われてしまっていることに気づいた。エアコンの修理が必要であったが、修理業者がエアコンの室外機のところまでたどり着けないことが分かった。二人の若い宣教師が道具を持ってやってきて、ゴミ袋の6個分のつるを除去してくれた。クック姉妹にとって、その二人の宣教師はヒーローであった!

ある一人の兄弟は自分がミニスタリングをしていたある人と口論となった。その兄弟は怒りの気持ちと赦すことができない気持ちになった。そこで、彼はこの感情を克服できるよう助けを求めて祈った。しかし、なかなかその気持ちを克服できなかった。祈るたびに、また、神殿で祈っても、その気持ちに悩まされた。それから、彼はネルソン大管長の次のメッセージを読んだ。「仲直りや赦しを乞う必要があるのはだれか。最近だれか一人の名前が頭に浮かんでいますか……」その兄弟は主の助けが必要であることを知っていたので、再び祈った。そして、最近そのミニスタリングブラザーは担当のその兄弟と会ったとき、彼は微笑みかけてくれた。そのミニスタリング兄弟は謝る必要があると気づき、主が自分の心から憎しみの気持ちを取り去ってくださったことに感謝した。

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山本ゆき子姉妹は自分がミニスタリングの割当てを受けている年配の姉妹に仕えるために手を差し伸べた際、実際には自分が奉仕を受けた側であることに気づいた。その姉妹は、人生経験が豊かであり、山本姉妹が抱えている困難に対処するうえで助けとなる良い助言を与えてくれた。

佐藤美智子姉妹は扶助協会会長からワードの不明の姉妹たちのリストを受け取ってから、すぐにその作業に取り掛かった。市役所と相談し、インターネットで検索して、その姉妹たちが住んでいる可能性のある二つのアパートの場所を見つけることができた。彼女は40の郵便受けの表札を注意深くチェックした。その姉妹たちの家を見つけることはできなかったが、彼女は迷い出た羊を探す業に参加できたことに感謝した

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大学生の尾崎愛梨姉妹は、2024年1月に福岡神殿で結婚した。夫の仕事の都合で、尾崎家族は姉妹が通う大学から4時間離れた場所に住んでいる。食事の準備や長い通学時間、および勉強とのバランスを保つことに苦労する日々が続く中、尾崎姉妹は夫とともにひざまずいて祈ることで平安を見い出している。彼女にとって夫は天使となっている。

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小林洋子姉妹と彼女のミニスタリングシスターの同僚は自分たちが担当する姉妹が何年も神殿に行っていないので、再び神殿に参入できるよう助けたいと思っていた。その姉妹に勧めてから、彼女が自分で準備できるよう2か月先に神殿の予約を入れた。その2か月間の間、二人のミニスタリングシスターはその担当の姉妹に励ましのメッセージと神殿についてのビデオを送り、彼女の都合を確認した。その日がやってきたとき、その3人の姉妹は一緒に神殿に参入し、日の栄の部屋でともに特別な時間を過ごした。彼女たちは神殿を後にしたとき、小林姉妹はその姉妹に自分と一緒にまた神殿に参入することを勧め、彼女はそれを承諾した。

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ドミンゲスまゆ美姉妹は、何年にもわたって辛い経験や試練を受け、絶望しか感じられないようになっていた。彼女は自分が「迷い出た羊」だと認識していた。主によって見つけ出されたとき、彼女は自分を傷つけた人々を赦し、教会に戻り、再び神殿に参入できるようになった。

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障害を持つ友人が突然に亡くなったとき、森田裕之兄弟はその亡くなった友人のために神殿の儀式を行う準備をする必要があると気づいた。その友人はキリスト教に関心を持っていて、自分の先祖のために身代わりの儀式を森田兄弟に依頼していた。ファミリーツリーを準備する作業を行っていた際、森田兄弟はその友人の母親から家族の思い出を聞くのが楽しみであった。彼は、これは友人のために自分が行うべき使命であるように感じている。

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能登半島でのボランティア活動の経験が、池原奨兄弟にとって、さらに善いことを行い、さらにキリストに近づくという動機付けとなってきた。地震で破壊された場所の中にいるときであっても、この地が神聖な地であることを感じ、彼を含めボランティアの人たちは「一人」を探し出し、奉仕してきた。

ある一人の兄弟は自分のワードで奉仕している一人の宣教師が落ち込んでいることに気づいた。彼が何か問題があるのか尋ねると、その宣教師は自分の伝道の資金を出してくれているスポンサーが亡くなったことを話してくれた。お金がこれから送られてこないで、その宣教師は食べ物を買うこともできなかった。そこで、その兄弟は、その宣教師が伝道を最後までできるようにスポンサーになる決心をした。

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ネルソン大管長は次のように述べている。「救い主の模範に従うことにより、わたしたちは、助けの要る一人に手を差し伸べることにより、世界中にイエス・キリストの愛を広めることができます。」

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書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.